2018年シーズンも開始から1ヵ月を過ぎ、「全豪オープン」を終えツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」への出場権をポイント獲得数で競うレース・トゥ・ロンドンの序盤の構図も鮮明になった。ロジャー・フェデラー(スイス)が独走した一方で、…

2018年シーズンも開始から1ヵ月を過ぎ、「全豪オープン」を終えツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」への出場権をポイント獲得数で競うレース・トゥ・ロンドンの序盤の構図も鮮明になった。ロジャー・フェデラー(スイス)が独走した一方で、若手からはチョン・ヒョン(韓国)とダニール・メドベージェフ(ロシア)がトップ10に入った。

その中でフェデラーは「全豪オープン」の優勝で一気にトップにつけ、もう一人のファイナリストのマリン・チリッチ(クロアチア)も2位と、まずはいいスタートをきった格好だ。

さらに、今年最初のグランドスラムで上位に進出した選手らが先行しており、3位にチョン・ヒョン(韓国)、4位にカイル・エドマンド(イギリス)、5位にグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が位置している。

また、6位のニック・キリオス(オーストラリア)は「ブリスベン国際」で優勝しており、「全豪オープン」では4回戦でディミトロフに6(3)-7、6(4)-7、6-4、6(4)-7で敗戦してしまったものの、8位圏内でスタートした。

7位以下のトップ10には、テニス・サングレン(アメリカ)、ラファエル・ナダル(スペイン)、トマーシュ・ベルディヒ(チェコ)、ダニール・メドベージェフ(ロシア)と続き、メドベージェフが注目の若手として上位につけた。

11位から15位は下のリストの通り。錦織圭(日本/日清食品)はATPワールドツアーの下部大会である「ATPチャレンジャーダラス」で復帰後初優勝を飾り、68位に入ってきている。

ただ、レース・トゥ・ロンドンはまだまだ最序盤戦に過ぎず、グランドスラムを3回、マスターズ1000を9回も残しており、最終的な順位に結びつけるのは早計な状況だろう。

【2月5日付レース・トゥ・ロンドンランキング】

順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1.(1)ロジャー・フェデラー(スイス) 2,000

2.(2)マリン・チリッチ(クロアチア) 1,290

3.(3)チョン・ヒョン(韓国)  785

4.(4)カイル・エドマンド(イギリス) 765

5.(5)グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア) 450

6.(6)ニック・キリオス(オーストラリア) 430

7.(7)テニス・サングレン(アメリカ) 381

8.(8)ラファエル・ナダル(スペイン) 360

9.(9)トマーシュ・ベルディヒ(チェコ) 360

10.(10)ダニール・メドベージェフ(ロシア) 307

11.(11)アンドレアス・セッピ(イタリア) 301

12.(12)ガエル・モンフィス(フランス) 295

13.(13)ジル・シモン(フランス) 295

14T.(14T)ファビオ・フォニーニ(イタリア) 270

14T.(14T)ドミニク・ティーム(オーストリア) 270

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68.(--)錦織圭(日本/日清食品) 100(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」の準々決勝の際のフェデラー

(AP Foto/Vincent Thian)