昨季王者の春季キャンプ、グラウンドには華やかな顔ぶれ 福岡ソフトバンクホークスは南海ホークス時代、主に広島県呉市などで春…
昨季王者の春季キャンプ、グラウンドには華やかな顔ぶれ
福岡ソフトバンクホークスは南海ホークス時代、主に広島県呉市などで春季キャンプを行っていた。またダイエー・ホークスになってからは高知県でのキャンプも多かったが、2003年の秋季キャンプから宮崎県宮崎市の宮崎市生目の杜運動公園野球場でキャンプを行っている。
キャンプ期間中は、JR宮崎駅からは直行バスが出ている。オリックス、巨人も直行バスがあるが、ともに平日3便、休日7便なのに対し、ソフトバンクキャンプへの直行便は平日7便、休日15便。さすがに九州の球団だけあって、人気は一番だ。バス料金は宮崎駅からキャンプ場まで片道330円。
ソフトバンクのキャンプは1軍選手主体のA組と2、3軍主体のB組が同じキャンプ地で行われる。メイングランドであるアイビースタジアムは、両翼100メートル、中堅122メートル、その横には第二グラウンド、さらに多目的グランドA、Bが並んでいる。またブルペンは一度に7人が投球練習ができる規模のものが2つ並ぶ。A組用のブルペンにはスタンドが設けられ、投手が投げる様子をつぶさに見ることができる。
多目的グラウンドでは投手の連携プレーの練習などを間近に見ることができる。練習中は大きな人垣ができている。
また、室内練習場「はんぴドーム」もある。主に雨天に使用される。すべての施設が隣接していて、広大な敷地ではあるが回りやすいのが特徴だ。
宮崎県は九州とはいえ、2月には厳しい寒さの日もある。ソフトバンクのキャンプでは、ウォームアップの時間を入念に取っている。10時30分をまわるころから選手はキャッチボールを始める。メイングランドでは、スター選手たちがゆっくりとキャッチボール。ユニフォームに身を包んだ華やかな顔ぶれが、グラブの音を響かせるのを見るのは壮観だ。
グッズも充実、選手と触れ合う機会も
ソフトバンクのキャンプのもう一つの名物は、12球団でも最大規模の売店だ。
今年の売店の数は26店舗。宮崎グルメの代表格である地鶏の炭火焼き、肉巻きおにぎりなどの店舗が並ぶ。今年は、サイコロステーキが人気のようだ。さらに、宮崎の名産品を並べたお土産コーナーもある。ここから全国に直送してくれる。お土産では、最近、宮崎県が力を入れている生食用の金柑「たまたま」の試食の前に人だかりができていた。
チームグッズの充実ぶりも12球団屈指。キャンプのオリジナルグッズや、宮崎県の企業とのコラボ商品、選手一人ひとりのグッズ、面白グッズなど、ホークスファンなら見て回るだけでも楽しい。
選手は練習メニューに従ってメイングランドからサブグランド、ブルペンへと移動する。ファンと触れ合う機会も多い。午前中の全体練習の時間は、サインは難しそうだが、午後になれば、サインをもらえるチャンスもある。
広いキャンプ場は見どころがたくさんある。時間にゆとりをもって回ることをお勧めしたい。風はまだ厳しいが、キャンプ場の梅は、濃いピンクの花を咲かせていた。昼頃には気温も上がる。行楽気分で家族でキャンプを楽しんではいかがだろうか。(広尾晃 / Koh Hiroo)