藤井快、史上初3連覇! 野口啓代2年ぶり11度目の優勝!2月3・4日、東京・世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場にて日本のボルダリング選手の頂点を決める大会「第13回スポーツクライミング・ボルダリング・ジャパンカップ」が開催さ…

藤井快、史上初3連覇! 野口啓代2年ぶり11度目の優勝!

2月3・4日、東京・世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場にて日本のボルダリング選手の頂点を決める大会「第13回スポーツクライミング・ボルダリング・ジャパンカップ」が開催され、男子は藤井快(ふじい・こころ)が史上初の大会3連覇、女子は野口啓代(のぐち・あきよ)が2年ぶり11度目の優勝の快挙を成し遂げた!

『ボルダリングジャパンカップ』は層の厚い日本選手にとって日本一の座に加え、2018年シーズンのボルダリング日本代表選手を決める国内唯一の選考会も兼ねており、世界大会への切符をかけて熾烈な戦いが繰り広げられた。

6人で行われた女子決勝では、野口啓代と森秋彩(もり・あい)が熾烈な優勝争いをしていたが、最終課題で野口がベテランの意地をみせ完登、2年ぶり11度目の優勝を成し遂げ、最年長記録も更新した。
準優勝の森はボルダリングジャパンカップ初の表彰台。昨年優勝の伊藤ふたば(いとう・ふたば)は3位と2年連続の表彰台となった。


野口啓代、photo:masahiromizuguchi

男子決勝では、藤井が危なげない安定した登りで他を寄せ付けず最終課題を前に決着をつけ、ボルダリングジャパンカップ男子初の3連覇の偉業を成し遂げた。
準優勝は一進一退の攻防が続く中、村井隆一(むらい・りゅういち)が強靭なフィジカルをみせ楢﨑に競り勝った。
昨年準決勝で涙をのんだ、楢﨑智亜(ならさき・ともあ)は3位でフィニッシュ。


藤井快、photo:masahiromizuguchi

野口啓代、優勝後コメント

まだ優勝した実感がわかないです。
最近、若手がどんどん伸びていて今回のジャパンカップで優勝できないとダメと思って練習してきたので、優勝してホッとしました。
クライミング界のレベルも上がってきて、優勝する機会も減り、何度もやめようと思ったけど、応援してくれる方、トレーナーや親など周りのサポートのおかげで優勝することができて感謝しています。

藤井快、優勝後コメント

ずっと狙っていたので正直なところホッとして、嬉しいです。
3連覇のプレッシャーはあまり感じてなく、自分の中ではそんなに失うものではないと思っていて、逆にそのプレッシャーを楽しんでできました。決勝はすごく楽しかったです。
優勝できた1つの要因として、苦手な傾斜がゆるいスラブの2課題目を完登できたことはあると思います。
ただ4課題目を登って締めくくりたかったのですが、修行が足りないのでまだまだ頑張ります。
最後の一手二手は本当に皆さんの声援のおかげで頑張れます。応援ありがとうございました。

男子決勝結果
1位:藤井快
2位:村井隆一
3位:楢﨑智亜
4位:原田海
5位:石松大晟
6位:杉本怜

女子決勝結果
1位:野口啓代
2位:森秋彩
3位:伊藤ふたば
4位:尾上彩
5位:野中生萌
6位:谷井菜月


野中生萌、photo:masahiromizuguchi


森秋彩、photo:masahiromizuguchi


伊藤ふたば、photo:masahiromizuguchi


楢﨑智亜、photo:masahiromizuguchi


村井隆一、photo:masahiromizuguchi


photo:masahiromizuguchi


photo:masahiromizuguchi

第13回ボルダリングジャパンカップ開催概要

大会名称:スポーツクライミング第13回ボルダリングジャパンカップ
日時:平成30年2月3日(土)~2月4日(日)
主催:公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)
後援:スポーツ庁、公益財団法人日本体育協会、公益財団法人日本オリンピック委員会、世田谷区、一般財団法人上月財団
主管:公益社団法人東京都山岳連盟
企画・運営:BJC2018実行委員会
協賛:KDDI株式会社、三井不動産株式会社、住友商事株式会社、オリエンタルバイオ株式会社、日本航空株式会社、牛乳石鹸共進社株式会社、キョーリン製薬ホールディングス株式会社、株式会社八海山
会場:駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場