クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)は2月1日、ドミニカ・チブルコバ(スロバキア)と「サンクトペテルブルク・レディース・トロフィー」(ロシア・サンクトペテルブルク/本戦1月29~2月4日/ハードコート)の2回戦で対戦し、勝利した。カウ…

クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)は2月1日、ドミニカ・チブルコバ(スロバキア)と「サンクトペテルブルク・レディース・トロフィー」(ロシア・サンクトペテルブルク/本戦1月29~2月4日/ハードコート)の2回戦で対戦し、勝利した。カウントは6-4、6-4、試合時間は1時間33分だった。

ムラデノビッチは、1月29日付けのランキングで10位に入っているトップ層の一人で、昨年は「サンクトペテルブルク・レディース・トロフィー」で優勝しており連覇を狙う立場。今大会には第4シードでの出場だ。

一方のチブルコバは、161㎝と小柄だがパワーテニスが持ち味のランキング26位。昨年の「サンクトペテルブルク・レディース・トロフィー」では、準決勝まで進出している(ユリア・プティンセバ(カザフスタン)に6-3、4-6、4-6で敗退)。◇   ◇   ◇

試合はお互いに、序盤からブレークし合う展開となった。チブルコバは第1ゲームを3ブレークポイントを握られながらもキープすると、2ゲーム目へ移行した。その中で、ストローク戦でエースをとるなどし、ブレークとなった。

他方で、ムラデノビッチも3ゲーム目で30-40のブレークポイントを握ると、サービスをバックハンドでたたき返すと、チブルコバがその返球をアウト。1ブレークダウンのビハインドを、ムラデノビッチがすぐさま帳消しにした。

その後、4-4となってむかえたチブルコバのサービスゲームで、ムラデノビッチはストロークの打ち合いから、強打をエースにするなど、15-40と2ブレークポイントを手にした。さらにムラデノビッチが、フォアでの打ち合いで、相手コートの浅い位置へ打ち込みエースにし、ブレークを達成した。

ムラデノビッチはそのまま、続く自身のサービスゲームも、デュースまで持ち込まれはしたものの、抑えて1セット目を取得した。

ムラデノビッチは、1セットアップのリードの上に、2セット目序盤も優位に試合を運んだ。最初のゲームとなったチブルコバのサービスゲームで、ムラデノビッチが、チブルコバの繰り出す強打に上手くタイミングを合わせた逆襲のショットや相手コートのあいたスペースに打つ込む巧みなショットで、ミスを誘った。結果、ブレークに結びつき、ムラデノビッチのリードが続く展開となった。

一方で、2-1で迎えた4ゲーム目に、チブルコバはリターンゲームで、ダブルフォルトなどで、15-40の2ブレークポイントをつかんだものの、ムラデノビッチが、センターへの鋭いサービスからオープンスペースへ打ち込むエースや、サービスウィナーでピンチを切り抜けると、自身のリードを守った。

ムラデノビッチはそのまま、リードを守りきり、勝利を収めた。同選手は3回戦で、カテリーナ・シニアコバ(チェコ)とエカテリーナ・マカロワ(ロシア)の勝者と対戦する予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2017年の「全仏オープン」でプレーするクリスティーナ・ムラデノビッチ

(Photo by Adam Pretty/Getty Images)