WTA(女子テニス協会)は1月29日、2018年シーズン最初のグランドスラムを終えて初めてのランキングを公表した。「全豪オープン」で優勝したカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が6年越しで1位に返り咲いたほか、準決勝まで進出したエリース…

WTA(女子テニス協会)は1月29日、2018年シーズン最初のグランドスラムを終えて初めてのランキングを公表した。「全豪オープン」で優勝したカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が6年越しで1位に返り咲いたほか、準決勝まで進出したエリース・メルテンス(ベルギー)が大きく順位を上げた。

「全豪オープン」ではほかにも、シモナ・ハレプ(ルーマニア)やアンジェリック・ケルバー(ドイツ)らが上位に進出し、ランキング争いで優位に歩を進めた。

その中でも際立ったのが、ウォズニアッキの1位の獲得で、同選手がランキングで1位に就いたのは2012年の1月16日付けの順位以来となり、ほぼ6年ぶりとなる。

一方、「全豪オープン」の決勝戦でウォズニアッキに敗れはしたものの、大会開始時点(1月15日)で1位だったハレプは順位を一つ落としたものの2位に留まった。

ほかにも、ベスト4入りを果たしたメルテンスらもランキングの梯子を上ってきており、同選手は一気に17位も順位を上げた。現在は自己最高となる20位となり、トップ20位層に手をかけた。

メルテンスは2017年に、1月2日付けの124位から年末には、36位(12月25日付)に躍進したほか、「ホバート国際」で2017年、2018年と連覇を果たすなど、好成績を残してきている。

また、準決勝で、ハレプと対戦したケルバーは、順位を7位上昇させて、9位とするなど、勢いづいている。

同選手は2016年に「全豪オープン」、「全米オープン」で優勝するなどグランドスラムのタイトルも獲得しており、今後さらに記録を伸ばせるかにも注目が集まる。

また、日本の大坂なおみは(日本/日清食品)、53位に順位を上げた。◇   ◇   ◇

【1月29日付最新WTAランキング】

順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1.(2)カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク) 7,965

2.(1)シモナ・ハレプ(ルーマニア) 7,715

3.(4)エリナ・スビトリーナ(ウクライナ) 6,085

4.(3)ガルビネ・ムグルッサ(スペイン) 5,690

5.(6)カロリーナ・プリスコバ(チェコ) 5,445

6.(7)エレナ・オスタペンコ(ラトビア) 4,901

7.(8)カロリーヌ・ガルシア(フランス) 4,495

8.(5)ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ) 4,278

9.(16)アンジェリック・ケルバー(ドイツ) 3,031

10.(11)クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス) 2,935

---------------

53.(72)大坂なおみ(日本/日清食品) 1,041(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年の「全豪オープン」で優勝したウォズニアッキ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)