「Nitto ATPファイナルズ」優勝の余韻にまだ浸っていたグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は、「全豪オープン」2回戦で予選勝者の若きアメリカ人選手に窮地に立たされた。彼は、「全豪オープン」の出場権を手に入れるまでツアーレベルの試合で…

「Nitto ATPファイナルズ」優勝の余韻にまだ浸っていたグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は、「全豪オープン」2回戦で予選勝者の若きアメリカ人選手に窮地に立たされた。彼は、「全豪オープン」の出場権を手に入れるまでツアーレベルの試合で勝利したことがなかった。

世界ランク186位のマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)は、UCLAで大学テニスをしていた選手だ。水曜日に第3シードのディミトロフと対戦するまで、世界ランク69位を上回る選手とは戦ったことがなかった。

マクドナルドは第4セットでディミトロフのサービスゲームを3度ブレークし、第5セットは12ゲームを超えた。「全豪オープン」では第5セットにはタイブレークがない。しかし、このセットで初めて犯したダブルフォールトがディミトロフにマッチポイントを与えた。

真夜中が近づく中、ディミトロフは4-6、6-2、6-4、0-6、8-6で勝負を決めた。

「今日はいいテニスが全くできなかった。コート上で気分が悪かった。第4セットは恥だった」と、昨年のメルボルンの準決勝でラファエル・ナダル(スペイン)を相手に、5セットに及ぶ長時間の激闘を演じたディミトロフは言った。「それでも、自分の持てる力で勝った。あれが僕のファイティング・スピリットだ」。

「彼はすごいテニスをしたが、最後には経験が僕を助けてくれた」。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は激闘を繰り広げたグリゴール・ディミトロフ

(Photo by Scott Barbour/Getty Images)