テニスのグランドスラム「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15~28日/ハードコート)の4日目となる18日、大坂なおみ(日本/日清食品)はエレナ・ベスニナ(ロシア)に勝利し、3回戦への進出を決めた。カウントは7-6(4)、…

テニスのグランドスラム「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15~28日/ハードコート)の4日目となる18日、大坂なおみ(日本/日清食品)はエレナ・ベスニナ(ロシア)に勝利し、3回戦への進出を決めた。カウントは7-6(4)、6-2、試合時間は1時間35分だった。大坂の3回戦進出は2年ぶり。

大坂は、180センチの身長から繰り出す200キロ超のビッグサービスは女子屈指で、昨季はアンジェリック・ケルバー(ドイツ)とビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)から勝利を収めるなど大きく注目される結果を残した。他方で格下に敗れることもあり安定的に勝ち続けるには課題も残っている。ランキングは72位だ。

一方のベスニナはランキング19位の31歳。16年の「ウィンブルドン」でノーシードからベスト4入りしてブレーク。2017年にはインディアンウェルズでプレミアマンダトリーの優勝を果たしている。◇   ◇   ◇

試合では、大坂がいい形でスタートを切る。第1ゲームとなった自身のサービスゲームをキープした。対するベスニナもデュースに持ち込まれはするものの、キープし均衡のとれた出だしだった。

大坂は4ゲーム目で、リターンエースやベスニナのネットミスで得点を重ねた後に迎えたデュースで、リターンで押し込むと、ベスニナのストレートに打ち込みポイントを取得して、アドバンテージを握った。ベスニナはここで、痛恨のダブルフォルトをし、大坂が1ブレークアップのリードを確保する。

しかし、第1セットはここから競る展開に、第9ゲームで大坂はアウトミスなどで2ブレークポイントを握られると、1ポイントを返したものの、ダブルフォルトでポイントを献上。ブレークされる結果となり、1セット目の勝者はタイブレークの結果次第となった。

両者ともにタイブレークでは譲らず、1セット目はタイブレークで決着をつける形になった。大坂はいったんは自身のサービスポイントを落とすミニブレークされるなど、リードを許した。他方で、大坂のリターンがコードボールになりベスニナのコートに落ちるラッキーなポイントや、2連続サービスエースでポイントし、1セット目を取得した。

大坂は2セット目でもブレークを先行。第3ゲーム、第7ゲームで2度のブレークに成功。2ブレークアップでサービングフォーザセットに入った大坂は、最後にはラブゲームでキープし、勝利を決定付けた。

大坂は試合後のインタビューで心境を尋ねられ「ベリーハッピー」だと答えた上で、プレーも「躊躇せずに」できたと話した。

大坂はアシュリー・バーティ(オーストラリア)と、3回戦で対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はバックハンドを打とうとする「全豪オープン」での大坂なおみ

(Photo by Pat Scala/Getty Images)