2017-2018シーズンのジャパンラグビートップリーグは、1月14日に総合順位決定トーナメント第2節の残り4試合がおこなわれ、最終順位が確定した。 6季ぶりにベスト4入りを逃した神戸製鋼だが、5・6位決定戦で東芝に41-17で快勝。前半…
2017-2018シーズンのジャパンラグビートップリーグは、1月14日に総合順位決定トーナメント第2節の残り4試合がおこなわれ、最終順位が確定した。
6季ぶりにベスト4入りを逃した神戸製鋼だが、5・6位決定戦で東芝に41-17で快勝。前半に3連続トライを挙げて主導権を握り、72分間を失点0に抑えたディフェンスも大きな勝因となった。
一方、リーグ戦序盤の4連敗後、7連勝して準決勝進出争いを盛り上げた東芝は、結局6位に終わったが、ラストアタックで自陣からチーム一体となって根気よくつなぎ、トライを決めて意地を見せた。
リーグ戦でヤマハ発動機と同じ9勝を挙げながら、ボーナスポイント差で4強入りを逃したリコーは、チーム史上最高成績となった昨季の6位から順位を下げたものの、7・8位決定戦でNECに44-20で勝って今シーズンを締めくくった。
20-20で迎えた後半17分、リコーはゴール前右のスクラムからNO8コリン・ボークがショートサイドへ持ち出してインゴールに押さえ、勝ち越し。その後、WTB渡邊昌紀がスピードを発揮するなど、3トライを追加して勝利を引き寄せた。
NECは8位に終わったものの、一桁順位は4季ぶり。
世界的名将のひとりであるロブ・ペニーが指揮官となって4年目のNTTコミュニケーションズは、昨季5位(チーム最高成績)からさらなる躍進が期待されたが、9位でフィニッシュとなった。9・10位決定戦は、キヤノンに38-32で勝っている。
キヤノンは28点ビハインドから後半ラスト約20分間で3連続トライを挙げるなどして6点差まで詰めたが、惜敗し、5季連続の一桁順位とはならなかった。
スーパーラグビー優勝の実績を持つフラン・ルディケがヘッドコーチとなって2季目のクボタは、11・12位決定戦で豊田自動織機に31-10で勝ち、昨シーズンより順位をひとつ上げた。
クボタは5点ビハインドで迎えた後半26分、モールで押し込み、コンバージョンキック成功で逆転。その後3トライを追加し、相手を突き放した。
レオン・ホールデン体制となって1年目だった豊田自動織機は、最後に敗れたものの、昨季より順位を3つ上げて12位に終わっている。
最下位(16位)となった近鉄はトップチャレンジリーグへ自動降格。13位の宗像サニックス、14位のコカ・コーラ、15位のNTTドコモは1月20日におこなわれる入替戦に出場する。
<トップリーグ 2017-2018 最終順位決定戦>
▼決勝
・サントリーサンゴリアス 12-8 パナソニック ワイルドナイツ
▼3・4位決定戦
・ヤマハ発動機ジュビロ 28-10 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
▼5・6位決定戦
・神戸製鋼コベルコスティーラーズ 41-17 東芝ブレイブルーパス
▼7・8位決定戦
・リコーブラックラムズ 44-20 NECグリーンロケッツ
▼9・10位決定戦
・NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 38-32 キヤノンイーグルス
▼11・12位決定戦
・クボタスピアーズ 31-10 豊田自動織機シャトルズ
▼13・14位決定戦
・宗像サニックスブルース 32-5 コカ・コーラレッドスパークス
▼15・16位決定戦
・NTTドコモレッドハリケーンズ 21-13 近鉄ライナーズ