マリア・シャラポワ(ロシア)が1月1日、中国で開催されている「深センオープン」で、1回戦のミハエラ・ブザネスク(ルーマニア)と対戦し、圧倒的な勝利を収めた。2018年のシーズンをいい形でスタートした格好だ。シャラポワは、不正薬物を使用してい…

マリア・シャラポワ(ロシア)が1月1日、中国で開催されている「深センオープン」で、1回戦のミハエラ・ブザネスク(ルーマニア)と対戦し、圧倒的な勝利を収めた。2018年のシーズンをいい形でスタートした格好だ。

シャラポワは、不正薬物を使用していたことから出場停止処分などもあり、59位と大きく下げており、昨年のツアー復帰以後、上位への返り咲きを図っているところ。対するブザネスクは56位とランキング順位上はほぼ同じ位置につけている選手同士の対決となった。

その中で、シャラポワは、6-3、6-0とほぼ完封のスコアで勝利しており、2018年シーズンに弾みをつけた。

特に第1セットでは3ゲームを与えたものの、2セット目に入ると、シャラポワが強打で圧倒しはじめ、一方的な展開になった。また同選手が時折見せるプレースメント重視のコーナーショットやドロップのコンビネーションも光ったほか、リターンゲームでもポイントにつなげるサイドへのショットを繰り出すほか、強烈なエースを決め相手を圧倒した。

ブザネスクは非常に苦しい立場に立たされ、巻き返すチャンスも作れずに押し切られる形となった。

シャラポワは次戦で、アリソン・リスク(アメリカ)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)※写真は「深センオープン」に先立ち練習するシャラポワ
(Photo by Wu Zhizhao/VCG via Getty Images)