今では日本のダンスシーンを代表する一大イベントであり、青森県弘前市から世界へとストリートダンスの魅力を発信する世界最大級の複合型ダンスフェス「SHIROFES.」。
今回も青森県弘前市の弘前公園にて2026年9月4日(金)~9月6日(日) にわたり「SHIROFES.2026」が開催され、過去最大数を更新するのべ約8万4100人の来場者と共に、朝から晩までダンスと音楽を楽しみ尽くした3日間が夏の終わりにふさわしい大盛況の中で幕を閉じた。
SHIROFES.では、メインコンテンツである全12種のダンスバトルやワークショップ、ショーケースなどのストリートダンス系のコンテンツはもちろん、ダブルダッチやフリースタイルバスケットボールなどのアーバンスポーツショーケース、津軽笛や津軽三味線をはじめとした青森伝統芸能、そして地元アーティストやアイドルによる音楽ライブを開催。
今年は全ショーケースを含めて過去最大出演者数の110組となり、注目パフォーマンスが目白押しで終日来場者を楽しませた。
また会場内には毎年恒例のご当地グルメを含めた多種多様なフードエリア、子どもたちに人気な「ふわふわ遊具」と、SHIROFES.初登場の「パルオニ」が設置された体験型エリア「ワンダーランド」など、昨年よりもさらに充実したコンテンツが来場者を迎えた。

会場の様子 ©︎SHIROFES.2026 / Jason Halayko
誰もが楽しめるSHIROFES.は今年も弘前市をはじめ、地域の多くの方々の協力の下で開催。長年イベント側が行政・地元の企業や飲食店と一体となり、地域密着型の二人三脚でここ弘前を盛り上げてきた結果が、このような毎年過去最大規模を更新し続ける一大イベントになっている。
またそれを裏付けるように来場者はダンサーやファンだけではなく、一般の家族連れやお年寄りなど、ダンスシーン外の幅広い年代の人々も会場を訪れて楽しんでいた。このようにストリートダンスカルチャーがこの青森県弘前市に深く根付いき、地元から愛され続けているフェスがこのSHIROFES.なのだ。
下記は本イベントを彩った各コンテンツのハイライトである。
全12種のカテゴリーで今年の王者を競い合ったストリートダンスバトル

ダンスバトルの様子 ©︎SHIROFES.2026 / harugraphics
SHIROFES.のメインコンテンツでもあるダンスバトルは、2日目から3日目にわたり過去最多カテゴリーの全12バトルが開催され、昨年を上回る過去最多数のダンサーたちが国内外から各バトルへエントリー。予選を勝ち抜いたダンサーとゲストバトラーが入り混じる中、ノックアウト方式の決勝トーナメントで今年のタイトルを争った。
今年は2つの新しいALL STYLEバトルが追加となり、全てのカテゴリーにおいて、予選から決勝トーナメントの進む中でたくさんのベストバウトが生まれ、新たな10年に向けたマイルストーンとなる歴史的な大会となった。詳しくは是非こちらの全バトルの優勝者コメントをチェックして欲しい!
ストリートダンスカルチャーが体現した「年齢・性別・レベル・ジャンル」を超えた一体感。110組の出演者が魅せた唯一無二のショーケースの数々

急遽開催されたショーケース参加メンバーによるマッシュアップ
©︎SHIROFES.2026 / YuKI_EXPRESSHOW
3日間を通じて、野外パフォーマンスステージであるフォレストステージでは各ジャンルにて活躍するトップダンサーたちやアーバンスポーツのプロパフォーマーたちを筆頭に様々なショーケースが終日休むことなく披露された。

弘前中央高校書道部 ©︎SHIROFES.2026 / Hama Show

Dance School NINE STYLE ©︎SHIROFES.2026 / Hama Show
日中には、地元弘前で活動しているキッズダンサーたちや学生ダンスクルーが日々の練習や活動の成果を披露する場面や、伝統芸能を継承する地元の学生グループによるライブパフォーマンスなど、伝統芸能とストリートダンスが交差し生み出される空間を提供。このような子どもから学生、そして大人までレベルやジャンルに関係なくオープンに自分たちの表現を披露できるのがこのSHIROFES.の魅力の一つだ。

HARIBOW ©︎SHIROFES.2026 / Hama Show
また、今年も2日目と3日目には一日の締め括りとして、日本が世界に誇るゲストダンサーやプロパフォーマーたちがスペシャルショーケースを次々に披露。各ジャンルにて日本のダンスシーンを牽引するトップダンサーや、ダブルダッチやフリースタイルバスケットボールのパフォーマーたちが大集合し、新たな10年に向けてギアを上げたSHIROFES.の力強い門出を、自分たちのパフォーマンスを通じて来場者へ伝えた。

Red Bull All Stars ©︎SHIROFES.2026 / Hama Show
そして会場の熱量を最高潮まで引き上げたのが最終日のクライマックスに用意されたダンスショーケース。今回は終盤に「Red Bull All Stars」「Anthology.」「GRAYSOURCE」「Boo&SHOW-GO」「sucreamgoodman」「Novel Nextus」「Dance Of Artistic Movers」といった様々なフィールドで各ジャンルを代表し、日本のダンスカルチャーを世界に発信し続けているトップダンスクルーが登場。ここSHIROFES.でしか見られないスペシャルパフォーマンスを魅せた。

Co-thkoo ©︎SHIROFES.2026 / Hama Show
そして今年も大トリを飾ったのは、このSHIROFES.を立ち上げから支えている「Co-thkoo」の二人。SHIROFES.の成長と共にさらなるシーンの発展と己のダンスの質を高め続けている彼らが、今回も大トリに相応しい息を飲むようなハイレベルで重厚なパフォーマンスを披露して最終日の夜を締め括った。

©︎SHIROFES.2026 / harugraphics
豪華トップダンサー陣からスキルを学べるのはここだけ!SHIROFES.人気コンテンツのダンスワークショップ
また、SHIROFES.に参加する上で欠かせないのが、国内外のトップダンサーやインストラクターたちによるダンスワークショップ。誰でも参加可能で「ダンスをとにかく楽しむこと」を一番の目的とした各ジャンルのワークショップは、今回も年齢や性別、ダンスキャリアは様々ながらも過去最多のダンスラバーたちが参加し一緒にセッションを楽しんだ。
このワークショップではトップダンサーから次世代を担うキッズや若手ダンサーたち、そしてダンスを楽しむ大人たちが参加し同じ時間を共有。お互いのスタイルをリスペクトし合いながら、プログラムを進めていくところにダンスカルチャーの素晴らしさと、ここ弘前でダンスシーンが広がっていく様子を肌で感じるコンテンツとなった。
SHIROFES.2026を音楽で盛り上げた地元アーティストたちによる音楽ライブと豪華DJ陣

ジョナゴールド ©︎SHIROFES.2026 / Hama Show
今回も人気アイドルグループのりんご娘や、元りんご娘のジョナゴールドといった青森県を代表するアイドルをはじめ、地元青森で活躍するバンドやラッパー、そして弘前に根付く伝統的な囃子方を披露する弘大囃子組や、津軽三味線を演奏する山田流 和三絃會が出演。
ダンスショーケースだけではなく音楽ライブでも青森・弘前の魅力がたくさん詰まったSHIROFES.ならではのプログラムで、老若男女様々な音楽嗜好を持つ来場者を3日間楽しませた。

津軽三味線を演奏する山田流 和三絃會
©︎SHIROFES.2026 / Hama Show
一方で、ミュージックヴィレッジでとにかく目を引いたのがかまくら型の10m白テントで行われたDJタイム。トップDJたちが入れ替わり、3日間ノンストップで心地よい音を届け、ダンサーをはじめとした多くの来場者が分け隔てなく体を揺らせるチルな時間を提供。

DJタイムの様子 ©︎SHIROFES.2026 / YuKI_EXPRESSHOW
また今回のダンスバトルコンテンツ「GAME」で生演奏したジャムセッションバンド「QUIET STORM KOBE」がブースに登場する時間もあり、そこにいたダンサーたちと自然発生的にジャムセッションが繰り広げられるなど、良い音楽には良いダンスが生まれることが伝わるひと時となった。

QUIET STORM KOBEとダンサーの即興ジャムセッション
©︎SHIROFES.2026 / harugraphics
フェスの醍醐味の一つでもあるフードエリアでは、SHIROFES.だから実現したラインナップで来場者の胃袋を鷲掴み

フードエリアの様子 ©︎SHIROFES.2026 / Jason Halayko
会場に入ってくる来場者を美味しい料理の香りで出迎えたのが、地元の人気飲食店から、ダンサーが手掛ける飲食店まで多種多様なグルメを取り揃えたフードエリア。
青森のご当地グルメはもちろん、普段は首都圏や他の地方を拠点に展開しているダンサー界隈で大人気のグルメがこの弘前公園に大集合。お昼から夕方にかけて食事時と重なる時間帯も多かったため、ダンスや音楽、その他のアクティビティで身体を動かして盛り上がった来場者の喉を潤しお腹を満たした。

美味しいフードに舌鼓 ©︎SHIROFES.2026 / Hama Show
会場内ではフードやドリンクを片手に音楽ライブやショーケースを楽しんでいる家族連れやカップル、そしてダンサーたちも多く見られ、フードエリアがSHIROFES.をさらに楽しむのに一役買っていた。
子どもたちに大人気!家族連れが楽しんだ、遊びと体験のエリア「ワンダーランド」

エアー遊具 ©︎SHIROFES.2026 / harugraphics
今年のSHIROFES.は、ダンスカルチャーの枠を超えて一般層や家族連れがより楽しめるアップデートが行われた。その目玉となったのが新しく導入された体験型エリア「ワンダーランド」だ。
特に小さい子どもたちに大人気だったのが、SHIROFES. ×ASOVIVAコラボのエアー遊具。今回は「36mギャラクシーラン」をはじめ、「高さ7m巨大サメスライダー」や「7m×7mの2階建て遊具」など遊具も増えてグレードアップ。さらに動体視力を養う「ランダムに落ちてくる棒キャッチ」の遊具や、トリッキングや体操の動きにも挑戦できる「9mのホッピングマット」など、子どもだけでなく大人も一緒に楽しめる遊具も追加。
そして今回はフォレストステージ横に設置されたこともあり、会場内でも目を惹くこれらの遊具に子どもたちの列が途切れることがなく、時には親子で一緒に楽しむ様子など、改めてSHIROFES.がダンスイベントを超えたフェスとして子ども連れの家族にも選ばれ、愛されていることが垣間見られた。

パルオニエリア ©︎SHIROFES.2026 / YuKI_EXPRESSHOW
今回、SHIROFES.に初登場した「鬼ごっこ」×「パルクール」の究極の鬼ごっこスポーツである「パルオニ」の体験エリアも連日大盛況。障害物が置かれた指定エリアの中で1対1の「20秒間鬼ごっこ」が繰り広げられ、その組み合わせは子ども同士や、親子や兄弟、友達同士など様々。多くの参加者が複数回トライしていた。
現場にはプロトレーサーのTAISHIをはじめとしたインストラクターたちも常駐し、時には子どもがインストラクターと対戦する光景も見られた。「パルオニ」が青森県内では初上陸だったこともあり、目新しいアクティビティに子どもたちもハマって楽しんでいた。
SHIROFES.2026ではオシャレでかっこいいオフィシャルグッズが大人気!

オフィシャルグッズブース ©︎SHIROFES.2026 / YuKI_EXPRESSHOW
毎年大盛況で見逃せないのが、SHIROFES.をより一層楽しめて、その思い出を一緒に家へ持ち帰らせてくれるオフィシャルグッズ。今回もTシャツ、キャップ、タオル、ソックス、キーホルダーなど、ここでしか手に入らないアイテムを販売。
「SHIROFES.2026」のテーマカラーは藍色ということもあり、白・黒だけではなくインディゴカラーのクールなアイテムが多く登場。特に青森の伝統工芸である津軽藍染を用いた手拭いはSHIROFES.コラボアイテムの中でも大人気。
どんな服装にもピッタリな合わせやすい色のアイテムに、会場ではオフィシャルグッズをファッションに取り入れてオシャレを楽しみながら、SHIROFES.を熱く自由に楽しむ来場者の皆さんも多く見られた。
最後に

SHIROFES.オーガナイザーNobuo ©︎SHIROFES.2026 / harugraphics
今年で11年目となり、新たな10年に向けて始動した「SHIROFES.」。過去最大規模で開催された今年の大会も、様々なコンテンツが目白押しだったこともあり、気づけばあっという間に3日間が過ぎ去ってしまうほど充実したイベントとなった。
それを感じさせるように、全プログラム終了後のオーガナイザーNobuoの挨拶時には、来場者から終演を惜しむ声、そして毎年素敵な時間を届けてくれるSHIROFES.への感謝の言葉が届けられた。
FINEPLAY編集部として取材に入り、毎年感じるのが、年々ダンサーをはじめとした来場者たちの本イベントへの愛が増しているということだ。ダンサーたちからは、「毎年、SHIROFES.に参加することを楽しみに日々生きています!」という言葉も多く聞かれ、改めてこのイベントが日本のストリートダンスシーンになくてはならない存在になっていることを実感する3日間となった。
まさに新たな10年に向けた素晴らしい門出を果たした「SHIROFES.」。今後のさらなる発展に期待しながら、すでに来年の開催が楽しみだ。
なおそんな来年の「SHIROFES.2027」のスケジュールは近日発表予定。今後の動向にも目が離せない!
「SHIROFES.2026」の様子は、リキャップ映像をチェック!!
SHIROFES. 2026 イベント概要

名称:SHIROFES.2026
日時:2026年9月4日(金) 17:00~20:30
2026年9月5日(土) 9:00~20:30
2026年9月6日(日) 9:00~20:30
会場:弘前公園 市民広場・市民会館 ほか(青森県弘前市大字下白銀町1)
入場:無料 ※一部有料エリアあり。コンテンツによっては別途参加費が必要。
主催:一般社団法人Performing Arts Community(弘前市後援)
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