逆境を乗り越えろ!大橋ボクシングジム会長 大橋秀行#1 プラス思考 現役時代は2度の世界王座獲得、そして引退後もジム会長として3人の世界チャンピオンを育てるなど、常にボクシング界の先頭を走り続けている大橋秀行さん(52)。 軽量級…

逆境を乗り越えろ!大橋ボクシングジム会長 大橋秀行#1

プラス思考

 現役時代は2度の世界王座獲得、そして引退後もジム会長として3人の世界チャンピオンを育てるなど、常にボクシング界の先頭を走り続けている大橋秀行さん(52)。

 軽量級離れした強打で「150年に1人」の天才とうたわれて鳴り物入りでプロ入りしたが、世界王座を獲得するまでには3度の敗北を経験、決して順風満帆のキャリアではなかった。

 それでも大橋さんを慕う後輩ボクサーたちやマスコミにいつも囲まれる姿は孤高とは無縁で、明るい雰囲気に包まれていた。ジム会長になってからはますます人を引き付ける魅力を増している。

 それは、大橋さん独特のプラス思考がなせる業かもしれない。

 大橋 :「ピンチはチャンス」というのが僕の人生のモットーです。選手としても会長としても、いっぱい負けてきました。人生勝ちっ放しなんて、あり得ないですから。でも、苦しいときというのはつまり後は上がるだけなんです。だから、自分はピンチになるとワクワクします。このあと、どんないいことが来るんだろうって。ものは考えようです。

 僕はいつも笑っているんで、ときどき勘違いされるんですが、当然きついときもあるんですよ。でも、人間一人では何もできないですよね。つまり、他人がチャンスを運んできてくるんですよ。そう考えると、ニコニコしている人の方が間違いなくチャンスは多く巡ってきます。頑張っていれば、見てくれている人は必ずいます。

 選手たちにも言うんです、負けてからが男の見せ所だぞって。

※12月7日に販売される雑誌「CoCoKARA next」では表紙に大橋ボクシングジム所属の井上尚弥が登場、巻頭インタビューは7ページ、大橋秀行さんのストーリーインタビュー「逆境を乗り越えろ」は4ページ掲載されています。

 ■ 編集部からのお知らせ
 12月7日に販売される雑誌「CoCoKARAnext」では《日常のなかで気軽にできる最強の運動【歩く】の5W1H》を特集する他、現WBO世界王者の井上尚弥、高木豊と3人のJリーガー息子の「高木家の人材育成論」等、アスリートと一流仕事人に学ぶ情報が満載。今号はプレゼント企画も実施中です。

 ※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

〔文/構成:ココカラネクスト編集部 〕

大橋 秀行(おおはし・ひでゆき)

1965年生まれ、神奈川県横浜市出身。現役時代はヨネクラボクシングジム所属。日本ジュニアフライ級(現・ライトフライ級)、WBC世界ミニマム級ならびにWBA世界同級王座を獲得。1993年に現役を引退、大橋ボクシングジムを設立し会長を務め、八重樫東、井上尚弥等の世界チャンピオンを輩出。2007年より東日本ボクシング協会会長、2010年日本プロボクシング協会(JPBA)会長も兼務。2013年から日本ボクシングコミッション(JBC)理事も務める。

[大橋ボクシングジム]

■住所 〒221-0835 横浜市神奈川区鶴屋町1-7-12 ハウスプラン横浜ビル3・4階
■TEL 045-314-1994 ■利用時間 月〜土10:00〜22:00、日10:00〜18:00
■大橋ボクシングジム公式HP
http://www.ohashi-gym.com/