文:中川正博(ラリーズ編集部)写真:千葉格/アフロ<11月26日〜12月3日 2017年世界ジュニア卓球選手権 (イタリア / リーヴァ・デル・ガルダ)>2017年世界ジュニア卓球選手権男子シングルスの日本選手結果大会最終日となる12月3日…

文:中川正博(ラリーズ編集部)
写真:千葉格/アフロ
<11月26日〜12月3日 2017年世界ジュニア卓球選手権 (イタリア / リーヴァ・デル・ガルダ)>

2017年世界ジュニア卓球選手権男子シングルスの日本選手結果

大会最終日となる12月3日(以下、現地時間)は、男子シングルスの準決勝、決勝が行われた。準決勝では、モアガルド(ITTF世界ランキング295位、11月現在)が牛冠凱(同93位、中国)を、薛飛(同79位、中国)が王楚欽(同106位、中国)をそれぞれ下し、決勝では実力と経験で上回る、薛飛が勝利。ペンホルダーとしては世界ジュニア史上初となる男子シングルスのタイトルを獲得した。

日本勢は、張本のケガによる欠場も響き、3選手がベスト16に入るにとどまった。

男子単はベスト8に入賞できず

本大会の男子シングルス日本勢は、木造勇人(同86位)、宇田幸矢(同223位)、高見真己(同246位)、田中佑汰(同308位)の4名で臨んだ。

2回戦で宇田が郭儒彬(同ランク外、韓国)にフルゲームデュースで敗れると、3回戦で高見がクヌーデ(同336位、ベルギー)に敗れ、木造がモアガルドに逆転負けをくらい、団体で活躍した田中も韓国のエース安宰賢(同ランク外、韓国)に2-4で敗れ、いずれも中国勢と対戦する前に3回戦までに姿を消した。

スウェーデンの新星モアガルドが大暴れするも、優勝は薛飛

モアガルドは15歳のスウェーデンの新星で、強烈なカウンターが特徴。本大会でも持ち味のカウンターが爆発した。

決勝トーナメント3回戦で木造に勝つと、続く準々決勝でも徐海東(同193位、中国)にストレート勝ちと勢いに乗った。勢いは準決勝でも止まらず牛冠凱(同93位、中国)とのフルゲームを制し、決勝進出を決めた。

迎えた決勝の相手は、薛飛(同79位、中国)となった。2014年にベスト4、2015年に準優勝しており、今回は優勝をつかみたい薛飛は、出だしから声が良く出ており、集中力が高かった。中国選手を連続で破ってきたモアガルドの特徴を完全に理解しているかのようなプレーで、モアガルドのカウンターを中陣からさばきながら3ゲームを連取。3ゲーム目の時点で完全にモアガルドの集中力を奪った。4ゲーム目はエッジなどの不運で落とすも、5ゲーム目はしっかりと決めきり、薛飛が吠えた。

これで中国の全種目制覇が確定し、2017年世界ジュニア卓球選手権が終了。

薛飛の優勝は、2003年に始まった世界ジュニア史上初のペンホルダーの選手による快挙となった。

日本勢は2006年に松平健太、2011年に丹羽孝希、そして2016年に張本智和が男子シングルスを制しており、来年以降の王座奪還を狙う。

2017年世界ジュニア:男子シングルス結果

男子シングルス優勝:薛飛(中国)、準優勝:モアガルド(スウェーデン)、ベスト4:王楚欽(中国)、牛冠凱(中国)

2017年世界ジュニア:男子シングルスの主な日本選手の結果

男子シングルス

決勝トーナメント1回戦
宇田幸矢 4(4,6,4,6)0 ハムドウン(チュニジア)
髙見真己 4(6,3,7,4)0 シャー(インド)
田中佑汰 4(6,8,8,9)0 プトゥンティカ(モルドバ)
木造勇人 4(9,4,2,6)0 ボラウス(チュニジア)

決勝トーナメント2回戦
宇田幸矢 3(8,-2,8,7,-9,-4,-10)4 郭儒彬(韓国)
髙見真己 4(9,9,9,3)0 ロラン(フランス)
田中佑汰 4(8,3,11,-7,7)1 ドレンコ(ロシア)
木造勇人 4(-9,6,4,-11,4,7)2 マルティンコ(チェコ)

決勝トーナメント3回戦
髙見真己 2(8,-10,-9,-11,8,-8)4 クヌーデ(ベルギー)
田中佑汰 2(-7,9,-4,-7,5,-9)4 安宰賢(韓国)
木造勇人 2(6,-9,8,-8,-9,-9)4 モアガルド(スウェーデン)

試合結果の見方

表記ルール: 選手名A ゲーム数(各ゲームのポイント)ゲーム数 選手名B

各ゲームのポイントの表記例: 選手Aが選手Bと対戦し、1ゲーム目11対6、2ゲーム目11対5、3ゲーム目12対10で選手Aが勝ち、選手Bが負けた場合、
「選手A 3(6,5,10)0 選手B」 または 「選手B 0(-6,-5,-10)3 選手A」 と表記。