text by Sportiva 山本雷太●撮影 photo by Yamamoto Raita 八戸亜希子●ヘア&メイク hair&make-up by Hachinohe Akiko 松尾由美●スタイリング styling…

 text by Sportiva
山本雷太●撮影 photo by Yamamoto Raita
八戸亜希子●ヘア&メイク hair&make-up by Hachinohe Akiko
松尾由美●スタイリング styling by Matsuo Yumi
衣装協力/ニューバランス

体と対話するエクササイズ(5)ボルダリング編

 昨年は1年を通してランニングを練習し、今年の1月にマウイ島でハーフマラソンを完走した馬場ふみかさんが、今度は様々なスポーツや、エクササイズを体験していくシリーズ連載。前回記事でボルダリングに挑戦し、初心者向けの壁をスイスイと登った馬場さんが、今回はもうひとつ難易度が上がった壁に挑む。

 前回に続いて教えてもらうのはBeBorn代表の石山晃さん。前回よりもひとつグレードを上げたコース2本に挑戦する。

 1本目から、ホールドを掴み、足を置いてスタート位置につくと、いきなり「うわっ!このスタートの体勢キツイ!」との声が上がる。最初の壁とはスタートから違う様子だ。

 それでも「ホールドが小さくて、どこに足を置いたらいいのかわからない!」と言いつつ、石山さんの指示通り手足を動かして着実に登っていく。

「やった!いけたー!」

 今回も落ちることなくクリア。簡単に登っているように見えたが、「さっき(初心者向け)と全然違う!難しいですね」と見た目以上に難易度は高いようだ。

 足が不安定で怖いという馬場さんに、先生からアドバイス。

「腕に力みがあるので、足が不安定で怖かったと思うんです。でも足は意外と滑らないので、もっと腕の力みがなくなると登りやすくなると思いますよ。ポイントとしては、指の関節あたりで乗るようにすると、足の力をそのまま伝えやすいと思います。つま先が一番滑らないのでつま先で乗る感じです」

 実際にやってみると「小さいホールドでも、つま先で乗ると足の指でしっかりホールドを掴める感じがします」と安定感が増した。

 もう1本、同じグレードで別のコースに挑戦。まずは先生のお手本を見ながら、ポイントを教えてもらう。スタートは先ほどよりも傾斜(オーバーハング)があって、体を左右に振って、その勢いで次のホールドを掴む難所もある。先生から「テナガザルみたいなイメージで」と言われると、「旭山動物園でこの動き見たことあります!私も腕は長いのでできるかも」と自信をのぞかせる。

 いざスタート位置につくと、やはり傾斜がつらいようで、撮影のために止まってもらうと「スタートの形で止まるのがつらい!早くスタートさせて~」と懇願。

「テナガザルみたいに」体を振る部分もクリアすると、そこからはスイスイと登って見事ゴールした。

「激しく動くスポーツではないですけど、見た目以上に汗をかきますね」と、ここまで3本を登ってじんわりと体も熱くなってきた。だんだんと腕もキツくなるなかで、次回はさらに難しい壁に挑戦する。
(つづく)

馬場ふみかさん
1995年6月21日生まれ。新潟県出身。
モデル+グラビアもこなす「モグラ」として注目を集め、女優としても舞台、ドラマと活躍の場を広げている。昨年12月にはファースト写真集となる「色っぽょ」(集英社)も発売され、今年は2018カレンダーブック(集英社)が10月に発売された。ノンノ専属モデル。12月23日公開映画『リベンジgirl』、来年1月からは舞台奏組公演Vol.9『らん』にも出演予定。
スポルティーバの企画では、マウイ・オーシャンフロント・マラソンでハーフマラソンを完走。
公式Twitterはこちら>>

石山晃氏
高校生から大学生までジャパンカップや国体に出場。
大手クライミングジムのアルバイトを経て、名古屋でボルダリングジムに就職。
現在は独立し、2015年に埼玉県越谷市で自身のボルダリングジム”Be born Climbing gym”をオープンした。ジムを経営する傍ら、ルートセッターの仕事もこなしている。
取材協力:Be born Climbing gym

衣装協力:ニューバランス
トップス:J.Crew ハイネックタンク(5,600円+税)インナー:NB Pace Bra(4,300円+税)/スパッツ:J.Crew プレミアムパフォーマンススカルプカプリ(9,900円+税)/ショーツ:J.Crew インパクト3インチショーツ フラッシュスターズプリント(5,600円+税)