スケーティングのクオリティに加え、喜怒哀楽に富んだ坂本は人の心を動かす力を持っている(C)Getty Images ミラ…

スケーティングのクオリティに加え、喜怒哀楽に富んだ坂本は人の心を動かす力を持っている(C)Getty Images
ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートで日本の坂本花織は団体、女子シングルでそれぞれ銀メダルを獲得した。アメリカのアリサ・リウ、日本の中井亜美とともに表彰台に登ったシングルでは、頂点に届かなかった悔しさから涙も見せていた。
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オリンピックの金メダルこそ手に出来なかったものの、今大会を含めた氷上のパフォーマンスや、トップスケーターとしての足跡に、世界中から称賛の声が送られている。米放送局『NBC』ではミラノ・コルティナ五輪フィギュア競技全日程終了後、公式サイト上で坂本の特集記事を掲載。今大会までの競技人生を振り返りながら、そのキャリアを労うメッセージを綴っている。
同メディアは坂本に対し、「フィギュアの世界で言うところの“トータルパッケージ”を備えている。息をのむスピードで氷上を駆け抜け、高く跳び、美しくスピンし、豊かな表現力で観客を魅了する。力強さと優雅さを兼ね備え、エッジワークも抜群だ」とスキルを称えており、さらに、「彼女は競技界で非常に人気があり、親しみやすく表情豊かで、氷上でもリンク外でも明るさを放つ存在だ」と評している。
その上で、「昨年の世界選手権でも、その人柄がよく表れていた。リウに4連覇を阻まれた直後、満面の笑みで新王者に歩み寄り、抱擁を交わした」と回想。その若きライバルと今大会でも鎬を削り、惜しくも及ばなかったものの、同メディアは、「サカモトは4つの五輪メダルを手にした。金メダルがなくともそのレガシーは揺るがない」と賛辞を惜しまない。
他にも同メディアは、「サカモトが金メダルを獲得していれば、日本では国民的スターとしての地位を決定づけていただろう」と見込みながらも、「もっとも、日本選手権6度優勝という実績を踏まえれば、すでにそれに近い存在と言える」などと論じている。
また記事の中では、坂本は引退後のビジョンとして、「指導者の道のりを歩む予定」とも記している。世界中から愛された日本の第一人者は、間もなく輝かしい現役生活に幕を下ろす。それでも、その功績や存在感が色あせることはない。次はリンクサイドから、未来のメダリストを育てる日が訪れるかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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