世間の厳しい意見に反論したアイリーン・グー(C)Getty Images 米中関係の緊張が続く中、非常に厳しい監視の目に…

世間の厳しい意見に反論したアイリーン・グー(C)Getty Images
米中関係の緊張が続く中、非常に厳しい監視の目にさらされている。ミラノ・コルティナ五輪のフリースタイルスキー女子スロープスタイルとビッグエアで銀メダルを獲得したアイリーン・グー(谷愛凌)だ。
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今大会も注目の的となっている。前回の北京大会で計3つ(金2個、銀1個)のメダルを手にしていた22歳は、このミラノ・コルティナ大会でも参加予定の3種目中2種目でメダル獲得に成功。雪上のヒロインとしての存在感は際立っている。
生まれ故郷であるアメリカの名門スタンフォード大学に通いながら、年間2300万ドル(約36億3400万円)を稼ぐスーパーモデルとしても活動する彼女への関心は国際的に強まっている。それゆえに強い批判にもさらされる。
今大会期間中も米ニュース局『FOX News』のインタビューに応じたアメリカの副大統領であるJ.D.バンス氏から「アメリカで育ち、この国の教育制度や自由と権利の恩恵を受けてきた人間が、この国を偉大な場所にしている要素を享受してきたのであるなら、アメリカの代表として競争するべきと願う。それは当然の話だ」と揶揄され、それが発端となり、SNSなどでグーに対する“逆風”は強まった。
もっとも、批判が生まれ続ける状況について「別に今も楽になったわけじゃない」(中国国営放送局『CCTV』のインタビューより)とも語る当人は、威風堂々だ。現地時間2月19日に米紙『USA Today』でバンス副大統領の発言について問われたグーは、「多くのアスリートが別の国のために競技しているのに……」と切り出し、異論を唱えている。
「私がやることなすことに問題を感じる人がいるのは、彼らが『中国』を一つの巨大な塊として捉え、ただただ嫌っているから。あとは私が勝つからだと思う。もしも、私がうまくいっていなかったら、たぶんそんなに気にしてないと思う。でも、別にそれでもいいと思ってる。人それぞれに意見はあるんだから」
自らのパーソナリティに対する批判を意に介さなかった。さらに「私は他の人には分からないような経験をしている苦闘を描いているだけ」とも主張したグーは、自らが持つ稀有な存在価値を強調した。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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