(18日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック〈五輪〉フィギュアスケート女子フリー) 最終滑走の24番目で登場した中井亜…
(18日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック〈五輪〉フィギュアスケート女子フリー)
最終滑走の24番目で登場した中井亜美(TOKIOインカラミ)は、重圧に耐えて銅メダルを獲得した。
演技冒頭、会場内に緊張感が漂う中、トリプルアクセル(3回転半)を着氷。1.71点の高い出来栄え点(GOE)を引き出し、続く3回転ループ―2回転トーループも決めた。
ただ、ルッツ―トーループの連続3回転で、二つ目のジャンプの着氷が乱れGOEはマイナス評価。終盤のジャンプ2本も決めきれなかった。
演技が終わると、右手人さし指をほおにつけて、首をかしげた。
フリーは9位の140.45点。
それでも17日に首位だったショートプログラム(SP)の得点のおかげで、合計219.16点で3位に入った。
金メダルを獲得したアリサ・リュウ(米)に抱きしめられると、泣いて喜んでいた。
初めて挑む五輪で、メダルを懸けた最終滑走。それでも、「メダルはもちろん欲しいけれど、そこまで結果重視で五輪に来ているわけじゃない。どれだけ楽しめるか」。自然体で臨むと語っていた。
今季シニア1年目。ここまで、周囲の期待を上回るシーズンを過ごしてきた。昨年10月、フランスの大会でシニアのグランプリ(GP)シリーズデビューを果たすと、坂本花織(シスメックス)らを抑えてデビュー戦優勝。一気にスポットライトを浴びた。
五輪デビュー戦で最後まで堂々と滑りきっての銅メダル。場内からは温かい拍手と声援が送られた。(遠田寛生)