◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 女子フリー(19日、ミラノ・アイススケートアリーナ) 【ミラノ(イタリア…
◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 女子フリー(19日、ミラノ・アイススケートアリーナ)
【ミラノ(イタリア)19日=大谷翔太】ショートプログラム(SP)1位から出た初出場の17歳、中井亜美(TOKIOインカラミ)が140・45点、合計219・16点で銅メダルを獲得。2010年バンクーバー五輪で銀メダルを獲得した浅田真央の19歳を塗り替え、17歳298日でのフィギュアスケート日本女子最年少メダリストとなった。男女通じても22年北京五輪の鍵山優真で銀の18歳278日を超え、日本フィギュア最年少メダル。坂本花織(シスメックス)が、147・67点、合計224・90点で銀メダル。日本女子はフィギュアで初のダブル表彰台となった。アリサ・リュウ(米国)が150・20点、合計226・79点で金メダルに輝いた。
今季シニアデビュー、新進気鋭の17歳・中井が快挙だ。SPでは日本女子4人目となる五輪でのトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させ、78・71点の自己ベスト。堂々の1位でフリーに進み、大一番では最終滑走を務めた。フリーでもトリプルアクセルを決めた。GPシリーズのフランス大会で鮮烈デビューVを飾り、GPファイナルでは日本勢最上位となる2位。勢いのまま乗り込んだ五輪で日本女子最年少メダリストとなった。表彰台が決まると、涙を見せる場面もあった。
5歳の時に浅田真央さんのバンクーバー五輪時の映像を見て、憧れて始めたフィギュアスケート。小学3年時にサルコーから始めた3回転ジャンプは、小学5年までに5種をコンプリートした。浅田さんの“代名詞”トリプルアクセルは小学5年から練習し、小学6年の春、地元新潟での大会で初めて着氷させた。「ずっと憧れで、女子選手にとっては難しいジャンプ。跳べたのはすごく嬉しかったし、武器にしていきたいなと思った」。大技に磨きをかけ、五輪メダルにつなげた。
「失うものはない。楽しみたい」と、ハツラツとした初五輪を堂々と完走。3月には、シニアで初の世界選手権(チェコ・プラハ)を控える。日本女子のエースとして五輪3大会を戦った坂本花織(シスメックス)は、今季限りで現役を引退する。「日本も安泰ですね」と渡されたバトン。中井が五輪メダリストとして、日本フィギュア界をけん引する。
◆中井 亜美(なかい・あみ)2008年4月27日、新潟市出身。17歳。5歳からフィギュアスケート始め、千葉・南行徳中2年時の22年全日本選手権で4位。23年世界ジュニア選手権銅メダル、24年GPファイナルで銅メダル。シニア転向後の25年、GPシリーズフランス大会でGPデビューV。GPファイナル2位、全日本選手権で4位。21年に新潟市から千葉に拠点を移し「MFアカデミー」で中庭健介コーチに師事。千葉・勇志国際高の通信制コースに通う。150センチ。