雪面に打ち付けられ、倒れ込むチェ・ガオン(C)Getty Images 衝撃の事実が明らかになった。韓国紙『朝鮮日報』は…

雪面に打ち付けられ、倒れ込むチェ・ガオン(C)Getty Images
衝撃の事実が明らかになった。韓国紙『朝鮮日報』は、ミラノ・コルティナ冬季五輪のスノーボード女子ハーフパイプで金メダルを手にした17歳の“新星”チェ・ガオンが、骨折の重傷を負いながらプレーしていたことを伝えた。
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「奇跡」と称されるドラマチックな展開だった。現役女子高生選手として話題を呼んだチェ・ガオンだったが、決勝3本のランの内、最初の2本を失敗。とくに1本目では、真っ逆さまに落ちて、頭と背中を強打して転倒。一度は棄権の方針も示される、崖っぷちの状況となった。
2本目を前に「足に力が全く入らず歩くこともできなかった」というチェ・ガオンだったが、運命の3本目でスイッチバック、フロントサイド、そしてバックサイドの900と高難度の技を成功させる圧巻の滑りを披露。ただ一人の90点超えで頂点に立った。
試合後の会見でコーチからも「歩けていないから棄権しよう」と提案されていたことを明かしたチェ・ガオン。それでも「ここで諦めるのは本当に後悔する」と気張った。まさに死に物狂いでつかみ取った金メダルだった。
もっとも、周囲の反対を押し切っての続行の代償は小さくなった。『朝鮮日報』によれば、帰国後に精密検査を受けたというチェ・ガオンは、手のひらを3か所も骨折。さらに強く打ち付けたという膝も診察が必要な状況で、中長期の時間を要する可能性があるという。
世界を獲ったニューヒロインの近況には、国内でも驚嘆の声が広まった。『朝鮮日報』は、「いったいどうやって、そんな身体で金メダルを……天才少女の感動的な闘魂だ」と絶賛。「まさに奇跡だ。チェ・ガオンはまともに歩けないほどの状態だったが、闘志あふれる疾走を見せた。彼女は授賞式でも足を引きずりながら、一歩一歩進む姿は、世界中、そして全国の感嘆の声を誘っている」とエモーショナルに記している。
韓国で一躍スターダムを駆け上がったチェ・ガオン。痛みに耐えて手にした栄冠の価値は、彼女にとって計り知れないものとなっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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