広島の床田寛樹投手(30)が19日、デイリースポーツの独占インタビューに応じ、“床田理論”を熱く語った。目指す直球の理…
広島の床田寛樹投手(30)が19日、デイリースポーツの独占インタビューに応じ、“床田理論”を熱く語った。目指す直球の理想や後輩への助言の仕方など、プロ9年間で培ってきた考えを語った。今季の目標には投手の中心として、180イニング到達と貯金をつくることを掲げた。
-年齢が上になった。キャンプでも若手に聞かれることが増えてきた。伝える上で大事にしていることは。
「聞かれれば答えるぐらいですよ。でも、例えば変化球を聞かれたら、僕の感覚はこういう感覚で投げている。でも、他の人はこういう感覚で投げているよ、っていう選択肢を何個か挙げますね。僕の感覚と合わない人がいると思う。僕も昔からいろんな人にいろいろ聞いていて、それを覚えているので、それも伝えています」
-例えばどの球種で。
「チェンジアップとか。僕はどっちかというと、サークルで握って外に指を出す。小指から投げる感じ。でも、昔いた高橋樹也は『窓を拭くように投げる』と言っていました。イメージは人それぞれ。何個か教えてあげたら、そこから選べるので」
-自分の感覚だけを伝えてもいいが。
「みんなに良くなってほしいじゃないですか。僕は良いと思ったら、先輩後輩、関係なく聞くタイプ。例えば2個やってみて、違うなって思ったときに、3個目の選択肢があれば、またそこで練習ができる。たくさんの道があるのが大事なんです」
-そのほかに大事にしていることは。
「キャッチボールです。キャッチボールは毎日やるから。遊びで試したり、たくさんのことを取り入れていい。僕も新しい変化球を考えているときは、キャッチボールで適当に、本当に意味がわかんない握りで投げてみる。そこで『あ、いいな』ってなったらブルペンで投げる。そういう段階を踏みます」
-ひらめきが大事。
「そうですね。常識から外れないと、よくわからない握りで投げようっていう発想には、多分ならない。子供みたいな考えじゃないと。子供って無邪気だから『これをやったらどうなるんだろう』みたいな。僕もそんな感じです」
-こう曲がったらいいな、っていう球はあるか。
「よく思うのは、この球だけを投げれば100%打ち取れる、っていう球があったらいいなと思います。それだけを投げれば完全試合ができるでしょ」
-それは直球系ではない。
「僕は変化球っていうイメージです。真っすぐだったら、死ぬほど重い球とかがあればいいな」
-27球で試合を終えるのと、27個のアウトを三振で奪うのと、どっちが理想か。
「投手の能力としては三振が多いほうが間違いなく高い。でも、自分の体力を考えたら、毎試合、三振を奪うと多分、持たない。僕の中では、三振は取れないと思っている。だから打球は前に飛ばされるけど、ちょっとでも弱くとかできたらと思って投げています。あとはみんなでワイワイやりたい。27球で試合終了。最高っすね」