侍ジャパン前監督の栗山英樹氏(64=日本ハムCBO)が19日、侍ジャパンの宮崎強化合宿を電撃訪問し、前回大会のメンバーを…
侍ジャパン前監督の栗山英樹氏(64=日本ハムCBO)が19日、侍ジャパンの宮崎強化合宿を電撃訪問し、前回大会のメンバーを“予祝”した。ともに世界一を達成した源田、牧らとグラウンドで再会。「連覇おめでとうございます」と祝福の言葉とともに、エールを送った。報道陣にも同じ思いを持つことを要望し、WBC連覇への機運を高めた。
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3年前の前回大会。開幕まで2カ月を切ったタイミングで、栗山監督(当時)はユニクロを率いる柳井正氏と対談した。そこで率直に尋ねた。「社長の思いを言葉にして社員に伝えるべきですか?」。家業を一代で世界的企業に育て上げた柳井氏は、質問の意図を理解し即答した。「伝えるべきだと思う。ほとんどの人が監督の方を向いてますよね」。その答えに、栗山監督は大きくうなずいた。
野球界とアパレル業界。フィールドは異なるが、ともに世界一を目指す2人は共鳴した。栗山監督は「僕自身がちょっとでも今年ダメかなと心に浮かんだ瞬間、やられると思ってやってきました。選手たちはすごく僕の動き、立っている姿を見ている」とも言った。“勝ちたい”ではなく、“勝つ”。あるべき己の姿を言葉にして脳裏に刻み、さらに口にも出すことで周りに波及させていく。そうやって世界一まで駆け上がった。言葉の力を知る栗山さんだからこそ、この日の「連覇おめでとうございます」だった。【23年侍ジャパン担当=古川真弥】