ミラノ・コルティナ五輪フリースタイルスキー男子デュアルモーグルで銀メダル、モーグルで銅メダルを獲得した堀島行真(28)…
ミラノ・コルティナ五輪フリースタイルスキー男子デュアルモーグルで銀メダル、モーグルで銅メダルを獲得した堀島行真(28)=トヨタ自動車=が19日、羽田空港に帰国した。到着ロビーでは約100人のファンから温かい拍手で出迎えられた。会見では、フランス・アルプス地方で開催される2030年五輪で金メダルを目指すことを宣言。「4年後は1位の父親がいい」と決意を新たにした。
五輪の余韻もそこそこに、気持ちは既に30年五輪へ向かっていた。会見に臨んだ堀島は「けがもなく、またメダルを取って帰ってこられてうれしい」と喜びつつ「金メダルを目指す姿勢は変わらない。(次は)調子が悪い時でも金メダルを取れるような、そんなことを想像している」と、真っすぐ前を見つめた。大舞台を終え、やりたいことを問われても「頭も体も次の富山でのW杯(28日、3月1日)に向かっている」と気を引き締めた。
堀島は今大会を一言で「準備力」と総括。「現地の視察、(拠点とする)ノルウェーでの生活と、いろいろな角度からオリンピックへ取り組んできた」と、初挑戦となった22年北京五輪より「確実に成長した」と自信を深める。メダル数も五輪通算で3個目となり、日本モーグル界最多に躍り出た。しかし、あと一歩で王者を逃し「正直、悔しい思いもある。金メダルを目指していた」と本音も漏れた。
帰国便では睡眠以外は、自身のノートに思いを書き留めて過ごしたという。テーマは「次の4年後、どういう自分でいたいか」。今大会の反省、30年に金メダルを獲得するまでの準備や対策―。文字に残すことで頭の中が整理され、情熱はより強まった。
今回は、元モーグル選手で北京五輪代表の妻・輝紗良さん(25)=旧姓・住吉=とまな娘も応援に駆けつけ、サポートを受けた。堀島は現地で娘が初の車酔いを経験し、自身が看病したエピソードを披露。その上で「次の4年後は3位、2位の父親よりも、1位の父親がいい。(家族に)1番の人が近くにいる、と思ってもらえる結果を目指していきたい」と決意を新たにした。次の五輪では表彰台の一番上へ立つ姿を。その強い思いを胸に、新たな4年へ歩み始めた。(浅岡 諒祐)