<練習試合:中日4-8日本ハム>◇19日◇北谷沖縄の青空の下、新助っ人が約6000人の視線をかっさらった。新加入の中日ミ…

<練習試合:中日4-8日本ハム>◇19日◇北谷

沖縄の青空の下、新助っ人が約6000人の視線をかっさらった。新加入の中日ミゲル・サノー内野手(32=元エンゼルス)が「2番一塁」でスタメン出場し、来日初実戦で快音を響かせた。

初回、日本ハム先発金村の2球目を鋭く捉えたが、三塁寄りのシフトに阻まれ二ゴロ。それでも4回の第2打席では、生田目の初球を迷いなく振り抜き、三遊間を破る左前打を放った。「芯にバットを当てることを心がけた。いい打席だったよ」。安堵(あんど)の“初安打”に、一塁上では祈るようなポーズで喜びを表現した。

打撃よりも先に球場を沸かせたのは一塁守備だった。初回、水野の中前に抜けるかという当たりを、二塁手田中が好捕。一塁への送球はワンバウンドとなったが、サノーも足を伸ばして捕球し、アウトを完成させた。直後に尻もちをついたものの、全力プレーにスタンドがドッと沸いた。「久しぶりだったからちょっと緊張していたけど、うまくできたと思うよ」。新たなチームメートとアウトを重ねる中で、緊張もほぐれていった。

公称126キロの助っ人は現在、減量にも取り組んでいる。試合後にはウエートトレーニングとフリー打撃を行い、キャンプインから体重はすでに2~3キロ減。最終的には8キロ減を目標に掲げ、動きのキレを追求している。井上監督は「ボールをいっぱい見て慣れてほしい」と期待を寄せた。21日からはオープン戦がスタート。実戦を重ねながら、日本野球への順応を進めていく。【佐瀬百合子】

◆ミゲル・サノー 1993年5月11日生まれ、ドミニカ共和国出身。ツインズでメジャーデビューした15年から7年連続2桁本塁打。19年は自己最多の34本塁打を放った。21年のレッドソックス戦では約151メートルの超特大アーチも記録。22年までツインズで、前田健太投手は元同僚。23年はMLBの所属がなく、24年は7月までエンゼルスに在籍した。来日初実戦で着用した黄色のバッティンググローブ、プロテクターは同僚カリステからのプレゼント。196センチ、126キロ。右投げ右打ち。