阪神前川右京外野手(22)が左腕キラーの強みを示した。19日、沖縄・宜野座キャンプで行われた対戦形式の「ライブBP」で、…

阪神前川右京外野手(22)が左腕キラーの強みを示した。19日、沖縄・宜野座キャンプで行われた対戦形式の「ライブBP」で、新外国人左腕のルーカスと対戦。2本の安打性に二塁付近へのライナーと3打席とも対応し「対左のアプローチの仕方はいいと思う」と手応えを口にした。

「Tigers」の胸文字は最後まで投手に見せない。「開いたら終わり。開かない意識でいけば、今日みたいに低めも我慢できる」。1打席目の初球は鋭く曲がる外角スライダーにバットを止めた。2球目の甘い直球を左中間のヒットコースに飛ばした。2打席目も技術を見せた。ルーカスがカウント1-2から投げた5球目のスライダーは外角低めへ。前川は右肩の開きを我慢して足を踏ん張り、バットを投げ出すように右手を伸ばし、中前にライナーではじき返した。投球プレートの一塁側から投げてくる長身左腕との“勝負”を完璧に制した。3打席目は直球をとらえた。

左翼の主力だった24年は対左投手が打率2割7分1厘と、右を3厘上回った。成績を落とした昨年も左腕からの方が数字がよかった。投手の左右に関係なく打つのはレギュラーの絶対条件。今年はドラフト1位の立石らライバルがひしめく左翼争い。それぞれ独自の色を持つ中で「打たないと始まらない」と言い切る。

21日からはサバイバルのオープン戦が始まる。「自分のやるべきことをして、その次に他の選手との勝負。結果を残さないと1軍に残れない。開幕スタメンで、1年間通して出られるようなシーズンを送るためのオープン戦の1カ月にしたい。去年と同じような姿を見せていたら話にならない」。沖縄の太陽のようにギラギラと目を光らせている。【柏原誠】