ドジャースの春季キャンプが、トミー・エドマンの足首負傷によって思わぬ二塁レギュラー争いの様相を呈している。球団はエドマン…

ドジャースの春季キャンプが、トミー・エドマンの足首負傷によって思わぬ二塁レギュラー争いの様相を呈している。球団はエドマンの開幕戦出場が不透明であることを明らかにし、二塁の起用構想に揺らぎが生じた。その空白により、キム・ヘソン(27)にとっては好機であると同時に真価を問われる局面となっている。

 米メディア「ドジャース・ウェイ」は19日(日本時間)、ドジャースの二塁手争いの現状を特集し、とりわけキムの獲得経緯に焦点を当てた。現在の二塁はミゲル・ロハス(36)の開幕ロースター入りが有力視されるなか、残る一枠をキムと有望株アレックス・フリーランド(24)が争う構図となっている。デーブ・ロバーツ監督もチーム全体練習初日、両者が実質的に26人の開幕ロースターの同一枠を争っているとの趣旨の発言したと伝えられた。

 春季キャンプでの結果次第では、キムあるいはフリーランドのいずれかがマイナーで開幕を迎える可能性がある。同メディアは「フリーランドは若く年俸負担も小さいためマイナー降格は現実的」とする一方、「メジャー契約のキムが外れる場合、球団は最終的にトレードという決断を下す可能性もある」と伝えた。

 同メディアは「ドジャースはキムをどう起用すべきか、明確なビジョンを描き切れていなかった可能性がある」と指摘。さらに「大谷翔平が獲得を後押ししたと報じられており、球団は具体的な起用法を十分に整理しないまま契約に踏み切った可能性がある」と伝えている。

 また、キムが競争に敗れた場合については「マイナーで控えとして待機させ、フリーランドが不振に陥った際に入れ替える方が現実的」と分析。キムにはなお2度のマイナー・オプションが残っており、球団に柔軟性をもたらしているとした。ただし、球団全体の総年俸規模から見れば契約規模は大きくなく、トレード市場で一定の評価を得る可能性もあるとの見方も示している。

 同メディアは最後に「キムにとって本当に公平なのは、毎日出場機会を得られる環境かもしれない」としつつも、「現時点で判断を急ぐのは早計だ。今こそ存在感を示す好機だ」と締めくくった。

 ドジャースが即戦力重視で穴を埋めるのか、あるいは若手中心の起用で長期的な構想を描くのか。その方針次第で、キムの開幕ロースター入り、そしてシーズン序盤の立ち位置は大きく左右されることになりそうだ。