来月3日に定年を迎える国枝栄調教師が、フェブラリーステークス(4歳上・GI・ダ1600m)のシックスペンス(牡5)で…

 来月3日に定年を迎える国枝栄調教師が、フェブラリーステークス(4歳上・GI・ダ1600m)のシックスペンス(牡5)でダートGI初制覇を狙う。

 国枝調教師は55年4月14日生まれ、岐阜県出身の70歳。 78年から山崎彰義厩舎で調教助手を務め、90年に開業した。JRA通算9508戦1121勝。99年にスプリンターズSのブラックホークでGI初制覇。その後もアパパネとアーモンドアイで牝馬三冠を2回制覇。他にもマツリダゴッホやマイネルキッツなどの名馬を手掛け、JRAのGIを22勝している。また、25年4月13日には福島7Rをバードウォッチャーで勝ち、史上10人目となるJRA通算1100勝も達成している。

 ラストGIとなるフェブラリーSにはシックスペンスがスタンバイしている。芝で24年のスプリングSと毎日王冠、25年の中山記念を制した実績馬。そして昨秋から砂路線に転じると、初ダートの南部杯でいきなり2着に健闘した。続くチャンピオンズCは11着に大敗したが、敗因は折り合いを欠いたことと明白。マイルに戻り、リズム良く走ることさえできれば、十分にチャンスはあるだろう。

 誰もが認める名伯楽の国枝調教師だが、大舞台での実績は芝に偏っている。JRA重賞70勝のうち、芝の67勝、障害1勝に対し、ダートは12年のマーチSのサイレントメロディ、19年のレパードSのハヤヤッコの2勝のみ。そしてGIとなると全22勝が芝で、ダートは25年のチャンピオンズCのシックスペンスが初出走だった。さぁ、ラストチャンスで劇的なダートGI初制覇となるか。ホースマン人生の集大成ともいえる渾身の仕上げを期待したい。