動画配信サービス「Netflix」は18日、都内で合同インタビューを開催し、3月に行われるワールド・ベースボール・クラシ…

動画配信サービス「Netflix」は18日、都内で合同インタビューを開催し、3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の国内独占配信に関する施策を発表した。全47試合をライブおよびオンデマンドで配信し、従来の地上波放送は行われない。会見に登壇した同社コンテンツ・バイスプレジデントの坂本和隆氏は「家でスマホを見る方も、街でパブリックビューイング(PV)を見る方も同じ時間を共有できる、特別な視聴環境を届けます」と意気込みを語った。

PVは、全30選手のゆかりの地を含む全国約150カ所で実施することを明かした。この日までに伊藤の北海道や牧原の福岡・久留米市での開催が決まった。またプロモーション提携を結ぶイオンなど全国各地の商業施設でも計画されている。

より多くの方に楽しんでもらうために、異例の値下げキャンペーンも実施する。2月19日から3月18日までに加入した方を対象に、広告付きプランを加入初月のみ月額890円から498円(税込み)で提供する。坂本氏は「マーケットに即した慎重なリサーチの結果。まずはNetflixを楽しんでいただくことが最大の部分」とした。

WBCのライブ配信中は「広告なしプラン」に登録の場合でも広告が挿入される。坂本氏は「スポーツの視聴リズムを妨げないクリエーティブ広告体験を設計している。広告連携は我々にとって非常に重要な戦略」と述べ、これがグローバル戦略の一環であるとした。

単なる試合中継にとどまらない、巨大な野球コンテンツプラットフォームを構築する。試合会場の東京ドームでは、これまでMLB中継で培われた最新技術を持ち込む。専用カメラを従来の125台から137台へ増設し3D映像を実現。土の目線にカメラを設置する「ダートカメラ」を初導入し、スライディングの砂煙や、選手の表情を地面すれすれの迫力で映し出す。また、東京ドーム内を飛行するドローンで会場全体の熱気を俯瞰(ふかん)したり、球速や回転数、打球角度を数値化する「スタットキャスト」を本格導入し、すごみを可視化して伝える。

実況陣は田中大貴氏、豊原謙二郎氏、松下賢次氏ら各局でキャリアを積んだスポーツアナウンサーが集結。解説陣は岩村明憲氏、黒田博樹氏、GG佐藤氏、高津臣吾氏、マック鈴木氏、吉村裕基氏ら世界各国の野球を知り尽くした面々を起用する。「47試合すべてに解説をつけ、どの試合も同じ情熱で届ける」とした。

合同インタビューには、Netflixドキュメンタリーシリーズ「DIAMOND TRUTHワールドベースボールクラシックの真実」でナビゲーターを務める俳優の渡辺謙(66)が侍ジャパンのキャンプ地、宮崎からオンラインで参加した。「井端監督と未来について話せたのが心に残っている。世界はかなり本気です。侍ジャパンがどうやって倒すのか、激しい戦いを見届けたい」とエールを送った。