日本勢が、苦手種目のスロープスタイルでも初メダルをつかんだ。女子は初出場の深田茉莉(19=ヤマゼン)が、金メダルを獲得し…
日本勢が、苦手種目のスロープスタイルでも初メダルをつかんだ。女子は初出場の深田茉莉(19=ヤマゼン)が、金メダルを獲得した。3回目で87・83点。ビッグエア金メダルの村瀬心椛(21)は、日本勢初の2種目目の銅となった。男子は初出場の長谷川帝勝(20=ともにTOKIOインカラミ)が銀メダル。1回目に82・13点。今大会スノーボードは合計9個とメダル量産となった。
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日程変更となったゲームでも日本女子が、格の違いを見せつけた。初出場の深田と、ビッグエア金の村瀬心がメダルを獲得。これまで日本が苦戦を強いられたスロープスタイルで男子で銀メダルの長谷川に続き、女子も快挙を成し遂げた。
19歳の深田は2回目に85・70の好スコアで首位に立つと3回目には高難度の技を連発。さらにスコアを伸ばして、9位だった得意のビッグエアの屈辱を晴らした。同種目で頂を極めた村瀬心も勢いがあった。抜群の安定感で3回目に85・80点で3位に入った。
14年ソチから実施されたスロープスタイル。レールやジャンプ台に対応するなど総合力が問われる種目で、日本勢の最高は22年北京の岩渕の5位だった。
それでも、深田が動画を見返したり、イメージトレーニングをすれば、村瀬心も苦手な逆スタンスを克服。それぞれ日本勢が苦戦傾向にあった種目でメダルを夢見てきた。深田は「ここに立てたのは自分だけの力ではなく、みなさんのおかげです」と感謝。一方で村瀬は「2冠を目指していた。銅メダルは悔しい。みなさんの期待にこたえられなかった」と涙をあふれさせた。
新たな日本お家芸が、最終種目を最高の形で締めくくった。