“幼なじみ”対決を制したマー君が、盟友から太鼓判を押された。巨人田中将大投手(37)が16日、沖縄・那覇で今キャンプ初の…
“幼なじみ”対決を制したマー君が、盟友から太鼓判を押された。巨人田中将大投手(37)が16日、沖縄・那覇で今キャンプ初の実戦形式となるライブBPに登板。打者8人と対戦し24球。1四球で安打性はなく、状態の良さを示した。昨年のキャンプ以来となる、小学校時代チームメートの坂本勇人内野手(37)との対戦が実現。レジェンド同士の競演で、ファンを沸かせた。
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球場はこの日一番の拍手に包まれた。誰もが心待ちにするレジェンド対決を終えると、2人はベンチで和やかに言葉を交わした。坂本勇から「出力出てるな」。プロ通算2447安打の盟友の一言は、状態の良さを物語る何よりの賛辞だった。田中将は「調子いいんちゃうん? 」と返し、プロの第一線で20年戦ってきた2人は、互いに力を認めた。
勝負は一瞬だった。カウント1-1から始まる打席。初球に力のある直球を投じ、中飛に仕留めた。「1球で終わったから、特にないですね」と少しさみしげな様子で振り返ったが、迫力十分の対戦でスタンドを沸かせた。
昨年のキャンプでは久保巡回コーチとともに、フォーム改造へ向け試行錯誤を重ねていた。だが、今年はコンディションが明らかに違う。2月1日に先陣を切ってブルペン入りすると「感触がいい。(昨年とは)全然違う」と変化を実感。なかでも宝刀スプリットは「ずっと苦しんでいたなかで、一番いい感覚。これはいけるんじゃないかな」と確かな自信を得た。
キャンプで計6度のブルペンを経て迎えた“初登板”では、最速147キロをマーク。受けた岸田は「去年よりスピード感が出ているし、変化球のキレもいい。制球もより高いレベル」。杉内投手チーフコーチも「勝っている、いい時のマー君に近づいてる」と周囲も認める仕上がりを見せた。 史上4人目となる日米通算200勝を達成したレジェンドにとって、大台は通過点にすぎない。日米通算201勝を挙げると、野茂英雄氏(57)に肩を並べる。昨季は10試合の登板にとどまった田中将は「先発投手として、1年間投げ抜きたい」。その先の1勝を目指し、腕を振り続ける。【北村健龍】