セカンド本格挑戦だ! ソフトバンクのドラフト5位、高橋隆慶内野手(24=JR東日本)が12日、宮崎キャンプ第3クール最終…

セカンド本格挑戦だ! ソフトバンクのドラフト5位、高橋隆慶内野手(24=JR東日本)が12日、宮崎キャンプ第3クール最終日を終え、野球人生初の二塁挑戦に意欲を示した。

同第2クールからA組(1軍)に参加した新人。持ち味の打撃力でアピールに成功し、起用の幅を広げる狙いで小久保裕紀監督(54)から本職三塁との併用を命じられた。この日は1カ所打撃で新たなポジションにつき、軽快な身のこなしに指揮官も絶賛した。

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何の違和感もなく、自然ですらあった。午後の1カ所打撃の時だ。ルーキーの高橋は本職の三塁ではなく、挑戦中の二塁へ向かった。打球処理を無難にこなす。併殺の二塁送球の足運びも軽快だった。人生初ポジションとは思えない身のこなし。ダイエー時代、二塁手で活躍した小久保監督も目を見張った。

「初めてと思えない動きができている。守備が十分、こなせそうな感じがあるので」

指揮官が提案した「併用プラン」だった。その意図を「バッティングの評価が高い。1軍の枠に可能性があるところをやらせた方がいいと思う」と説明。実はA組に合流した第2クール初日から「セカンドも」と伝えていた。高橋は「内野手が社会人になってから。セカンドとは縁もなかった。自分もびっくりしましたけど、1軍に残れるならばどこでもやっていきたい」と前向きだ。キャンプ中の特守では主戦の三塁に加え、二塁の守備でも汗を流す。1軍生き残りへ、社会人卒の24歳は必死だ。

社会人屈指のスラッガーと呼ばれた実力は証明済みだ。10日に行われたライブBPでは持ち味の長打力をアピール。対戦した岩井の直球を仕留め、中越え三塁打を放った。会心の一打に、王球団会長も「実戦向きないいバッティングをするね」と称賛したほど。打力を買われているだけに、複数ポジションを守れれば出場機会の可能性が増えるかもしれない。高橋も理解している。「プレーヤーとしてのチャンスがあるかもしれない。自分にとってはプラスになると思う」。

いよいよ、本番さながらの勝負が始まる。明日14日から第4クールがスタートし、紅白戦2試合(14日、15日)が予定されている。引き続き、新人で唯一A組残留となった高橋は「自分が一番下手だと思ってやるのは変わらない。どんどんチャレンジしていきたい。(A組を)手放すことのないように」と鼻息は荒い。直近の目標は「開幕1軍」。ルーキーらしくはつらつとしたプレーでアピールを続けていく。【佐藤究】

◆高橋隆慶(たかはし・たかのり)2001年(平13)12月21日生まれ、茨城県出身。西牛谷小3年時にダックススポーツ少年団で野球を始め、総和北中では軟式野球部に所属。明秀学園日立では甲子園出場なし。中大を経て、JR東日本でプレー。目標とする選手は阪神森下翔太。右投げ右打ち。186センチ、94キロ。遠投95メートル。好きな食べ物はクレープ。