<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇女子公式練習◇12日◇ミラノ・アイススケートアリーナ【ミ…

<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇女子公式練習◇12日◇ミラノ・アイススケートアリーナ

【ミラノ=松本航】五輪初出場の中井亜美(17=TOKIOインカラミ)と千葉百音(20=木下グループ)が、本番会場での初練習に臨んだ。

ともにイタリア北部のバレーゼで最後の追い込みを続けているが、17日(日本時間18日)のショートプログラム(SP)に向けて、氷の感触などを確かめる貴重な機会となった。

中井は午前8時20分(日本時間午後4時20分)の練習開始から6分後、SP「道」をかけての通しが始まった。当初はジャンプを跳ぶ予定がなかったが「思っていた以上に体が動いていた」とトリプルアクセル(3回転半)にも挑戦。しっかりと着氷し「いい感触で練習を終えられた。90%が楽しみとワクワクで、10%が緊張。ほとんどが楽しみな気持ちです」と初々しくほほ笑んだ。

銀メダルを獲得した団体は日本から応援し、坂本花織(シスメックス)のSPは正座をしながら見ていたという。坂本からは「現地に持ってきた方がいいリスト」が送られており「花織ちゃんは抱き枕を持っていくと言っていて、だから自分も枕を持ってきました。バレーゼで会ったんですけど、その時に『ワ~ッ』とハグしてくれて、すごくうれしかったですし、安心感があります」と感謝した。

千葉もSP「ラストダンス」の曲をかけての通しで、ジャンプ3本を全て着氷。調子を上げており「自信を持って滑れる、いい氷」と相性の良さも実感している。千葉のもとにも坂本からリストが届き「坂本選手は3大会オリンピックを経験しているので、初心者の亜美ちゃんと私に、懇切丁寧に情報共有してくださって、本当に頭が上がらないです。そのおかげで『選手村はこんな感じかな?』としっかりとイメージだったり『リンクは暖かいよ』とも言ってくださっていたので、そういう情報の1つ1つで安心しました」と笑顔を見せた。

今後も日本女子は坂本も含めてバレーゼを主にSPへと準備を進めていき、ミラノに戻って本番に臨む。

◆中井亜美(なかい・あみ)2008年(平20)4月27日、新潟市生まれ。5歳で競技を開始。21年にMFアカデミーに移籍。22年全日本選手権4位。23年世界ジュニア選手権銅メダル。24年に通信制の勇志国際高に進学。同年ジュニアGPファイナル3位。シニア1季目の25-26年シーズンは、GPフランス大会で日本女子3人目の初出場初優勝。GPファイナルは日本勢最高の2位。趣味K-POP。身長150センチ。

◆千葉百音(ちば・もね)2005年(平17)5月1日生まれ、仙台市出身。荒川静香や羽生結弦と同じ東北高を経て、24年から早大。4歳の時にアイスリンク仙台で競技を始め、23年5月に練習拠点を京都に移して木下アカデミーに所属。同年全日本選手権2位。24年4大陸選手権優勝。25年世界選手権銅メダル。趣味は読書と刺しゅう。身長156センチ。

◆松本航(まつもと・わたる)1991年(平3)3月17日、兵庫・宝塚市生まれ。武庫荘総合高、大阪体育大でラグビー部。13年に日刊スポーツ大阪本社へ入社。2年間はプロ野球の阪神タイガース担当、以降は五輪競技やラグビーを主に取材。21年11月に東京本社へ異動。五輪取材は18年平昌、21年東京、22年北京、24年パリに続き、ミラノ・コルティナ大会で5大会目。ラグビーW杯は19年日本、23年フランス大会で日本代表の全9試合を現地取材。身長185センチ、体重100キロ。