巨人大勢投手(26)がストンと落とした。巨人宮崎キャンプで行った初実戦形式のライブBP。ルーキー小浜を追い込み、低めボー…

巨人大勢投手(26)がストンと落とした。巨人宮崎キャンプで行った初実戦形式のライブBP。ルーキー小浜を追い込み、低めボール球へのフォークで空振り三振に仕留めた。

滑りやすいWBC球で1月、キャンプから握りやリリースの試行錯誤を重ねてきた球種だった。打者を前にギアも気持ちも上がり、会心の1球に。「一番確認したかったのはフォーク。最初は全く落ちなくて真っすぐくらい伸びていたので、それに比べたら1歩ずつ成長してる」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

志願だった。他球団の侍メンバーが実戦形式を重ねる中、予定になかったライブBPを投手コーチに懇願。直球を捉えられて安打性2本は打たれたものの、14球で最速153キロを計測して2奪三振と上々だ。「日に日に良い方向に来ている。昨季は本当に良かったという投球が1回もなかった。それに比べれば今日の方がよっぽど良い。どんどん右肩上がりに上げていけたら」とうなずいた。

心身ともに元気に侍ジャパンに合流する。一緒にブルペンを支えるはずだった西武平良、阪神石井が負傷し代表を辞退。「そういった方々の気持ちも背負って頑張りたい」と気を引き締めた。巨人ナインとはこの日でお別れ。ナインの輪の中心でマイクを握り、スタンドへ手締めのあいさつをした。ウエート場からレミオロメンの「3月9日」など卒業ソングが流れ、まるで「引退セレモニー」のように送り出されて苦笑い。「ラストゲームみたいな…。手締めのあいさつも引退のスピーチ?と。ちょっと違うなと。成長した姿で帰ってきたい」。関西出身のユニークな26歳。フォークもトークもしっかり落とした。【小早川宗一郎】