◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 事前(10日)◇ペブルビーチGL(6989yd)、スパイグラスヒルGC(70…

アイアンをブレード型に戻したロリー・マキロイ(提供PGAツアー)

◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 事前(10日)◇ペブルビーチGL(6989yd)、スパイグラスヒルGC(7071yd、いずれもパー72)

キャリア16シーズン目のPGAツアー初戦で、ロリー・マキロイ(北アイルランド)が「信頼のアイアン」に戻そうとしている。昨年12月から1月のDPワールドツアー(欧州ツアー)で、テーラーメイドP7CBキャビティバックアイアンを使ってゴルフ界を驚かせたが、PGAツアー屈指の歴史を誇り、ディフェンディングチャンピオンとして臨む大会で再びマッスルバックのロールズプロトアイアンに戻す決断を下した。

マキロイは風の吹き荒れた10日(火)のペブルビーチGLで、メディアに「あの試みはおしまいにしたんだ」と語った。

マキロイが再びバッグに入れたマッスルバックのアイアン(提供GolfWRX)

昨季に悲願の「マスターズ」制覇で生涯グランドスラムを達成。PGAツアー29勝を誇り、世界ランキング2位にいる男でも週末ゴルファーと同じように、より高い寛容性を模索した。彼は以前、ブレード型の5番アイアンでミスヒットすると飛距離差が10~15ydほど出るが、キャビティバックなら5~7ydだと話していたが、キャビティバックを試したDPワールドツアー3大会は14位タイ、3位タイ、33位タイだったが、望んでいたほど「しっくりくる」ものではないとの結論に達した。

マキロイは「キャビティバックはわずかながら右へ偏向しているように感じた。だから、ヘッドの重量やブレードの長さがどうあれ、ブレード型ならニュートラルな弾道になるようなスイングをしても出だしから右方向に出る感じになっていた」と言う。新しいボール弾道に関して、理論的にも実践的にも問題は感じていなかったが、アイアンショットでは「完全にクラブをリリース」できるという考え方に重きを置いていた。その結果、人生の大半でブレード型アイアンを使って培ってきた筋肉の記憶とは、明白な差異が生じていたのである。

「長年、スコアカードを手にコースへ出る中で、インパクトを通じて抑えたポジションからリリースしようとする感覚に慣れ親しんできたのだけど、とにかく違う感覚だったんだ。特に、プレッシャーのかかる状況や、競技の真っただ中ではね」

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ブレード型がバッグに戻って、ゴルフの聖地の一つであるペブルビーチに臨むとあって、伝統主義者たちは満足するだろう。多くの人がブレード型の時代は終わったと考えているものの、SMSonTOUR.comによると、今季これまでのところ、PGAツアーとDPワールドツアーを合わせ、13人の勝者のうち10人がブレード型を使用している。

その数を増やそうとしているマキロイにとって、感覚は寛容性に勝るのである。(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)