<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):スノーボード>◇11日◇男子ハーフパイプ予選◇リビーニョ・スノーパーク【リビー…
<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):スノーボード>◇11日◇男子ハーフパイプ予選◇リビーニョ・スノーパーク
【リビーニョ(イタリア)=木下淳】4大会連続出場の平野歩夢(27=TOKIOインカラミ)が、驚異の回復力で予選を7位で突破した。1回目は83・00点、2回目は85・50点とさらに得点を伸ばした。
上位12人が進出する13日の決勝に進出した。
自身の演技を終えたばかりの平野歩はテレビのインタビューに答えて「いやあ(体は)、すごいぎりぎりの状態で、予選が始まってしまったような状態だったので。本番、この2本だけ、痛みが出ても何とか通過しないとというハイレベルな予選の状況だったので。それなりに痛みも覚悟しながら、体とも戦いながら、自分とも戦いながら、今なんとか2本ともきめて、無事(予選を)通過できそうな。あとは決勝で自分のベストを尽くせればと思います。いろいろオリンピックまでの調整が思い通りに行かない状況だったので、けが明けいきなりオリンピックみたいな状況ですが、まずここで、4年に1回しかないこの大会で、今はこうやって、なんとか痛みありきで滑れている状態ですけど、あとは決勝で自分のベストを悔いなくやりきるのみなのかなあというところです」と話した。
ハイレベルな技の応酬が予想される決勝に向けて「あと、ここまできたらやるだけなので。今持っている力を出し切れればなあと思うんですが。これまで準備も万全じゃないので、いろいろ不安は残る中で、かけていかなきゃいけない気持ちはですね」と覚悟を明かした。
その上で「自分自身もこの場に立てたことをなんか、すごく奇跡的な、自分でもびっくりしているような状況でここに立てている感じ。けがをしている間も、これまでの期間、いろんな人のサポートありきで、ここまで何とか到達できたようなもの。感謝しきれない感じですね。あとは自分がこの場で、滑りで恩返しできるような、集中してやっていかないとなと。温かく見守っていただければ幸いですね」と柔らかく笑った。
◆平野歩夢(ひらの・あゆむ)1998年(平10)11月29日、新潟県村上市生まれ。TOKIOインカラミ所属。家族の影響で4歳からスケートボードとスノーボードを始める。村上一中から開志国際高を経て、日大スポーツ科学部卒。スノーボードのハーフパイプでは中学3年時の13年W杯で初優勝を飾り、五輪では14年ソチ、18年平昌と2大会連続銀メダル、22年北京で金メダルを獲得。21年東京五輪ではスケートボードで日本人5人目の夏冬出場を果たした。