貫禄の仕上がりだ! 侍ジャパンのソフトバンク近藤健介外野手(32)が11日、宮崎キャンプのライブBPで26年初の実戦形式…

貫禄の仕上がりだ! 侍ジャパンのソフトバンク近藤健介外野手(32)が11日、宮崎キャンプのライブBPで26年初の実戦形式打席に臨み、WBC台湾代表の徐若熙(シュー・ルオシー、25=台湾味全)投手から会心の中前打を放った。台湾とは3月6日のWBC初戦で対戦するが、その試合で投げる可能性がある最速158キロ右腕との“前哨戦”で快音。鹿児島・徳之島での自主トレから取り組んできた新打法にも手応え十分で、14日から日本代表の宮崎合宿に参加する。

   ◇   ◇   ◇

昼下がりの宮崎で、至極のマッチアップが実現した。3月WBCで日本代表の近藤VS台湾代表の徐若熙だ。ともに今春初の実戦形式となったライブBP。大注目の初対決は球界屈指のバットマンに軍配が上がった。

カウント2-1からの4球目。甘く入ってきた高め直球を流し打ち。ライナー性の打球は遊撃手の頭上を越え、中前で弾んだ。3月6日の1次ラウンド初戦で対戦する可能性もある右腕から、26年初打席初安打をマーク。順調な仕上がりを一振りで示した。

「ジャパンに向けて打席に立てたのでよかったかなと思います。(タイミングの取り方は)フィーリングというか、見たまんまいくことができました」

ニュースタイルでの一撃だった。フォームの違いは一目瞭然。昨季よりもバットのトップを高く構え、スタンスの幅を狭くした。高めの速い球をミートする確立を上げるため、オフの自主トレから取り組んだ新打法だ。首位打者、本塁打王、打点王など多くのタイトルを獲得し「球界最強打者」との呼び声もあるが、飽くなき向上心は変化を恐れない。王球団会長もうなった。「やっぱり違うね。自分なりに考えてより良いものをということで、変えているわけだけから。より高いところにいくためにやっている」。進化を続ける背番号3に、世界の王が賞賛ラッシュだ。

心身ともに、いよいよ総仕上げに入っていく。チームを離れ14日から侍ジャパンの宮崎合宿に合流する。「勝つためにやっていくだけ。ほんとうに本番モードでやっていかないといけない。これから課題が出てくると思いますし、そこのすり合わせですね」。一発勝負の国際舞台に向け、最終調整に余念は残さない。

前回23年大会に続く2大会連続出場。経験は十分で、求められる役割も理解する。「まずは塁に出ることです。みんな力を持っている選手ですし、ポイントゲッターはいる。つなぎ役としていけたらなと思います」。日本代表には大谷、吉田、鈴木らメジャー組を含め、かつてない強打者たちがそろう。打点よりも、出塁にこだわる。すべては世界一連覇を成し遂げるためだ。【佐藤究】