<NEXT GENERATION MATCH:U-18Jリーグ選抜0-2日本高校サッカー選抜>◇11日◇ニッパツ三ツ沢◇…

<NEXT GENERATION MATCH:U-18Jリーグ選抜0-2日本高校サッカー選抜>◇11日◇ニッパツ三ツ沢◇観衆5314人

U-18Jリーグ選抜でコーチを務めたのは、日本サッカー界が誇る「レジェンド」中村俊輔さん(47)だった。

昨季限りでコーチだった横浜FCを退団し、現在はフリーの立場。1月にはジュビロ磐田のキャンプに合流し、臨時コーチを務めるなどさまざまな活動を行っている。

今回のU-18Jリーグ選抜は3日ほどの一時的な活動だったが、若い選手たちに自身の海外でプレーした時の経験を語ったという。

伝えたかった思いは、厳しい環境に自ら身を置いたことが成長の糧になるということ。セリエAのレジーナに所属した時は、イタリアメディアやサポーターからの厳しい批評にさらされた。その経験をこれからプロを目指す選手たちに語ったという。

「(国内だと)ホームとアウェーの差ってそこまでないし、海外だとアウェーで勝つ、勝てる気もしないぐらい、なんか難しい環境の中というか。メディアもそうですけど。だから自分でどれだけプレッシャーをかけて、これぐらいの年代からできるかっていうことも、昨日話をさせてもらいました」

若くして過度なプレッシャーを背負う。選手として潰れかねないだろう。

「嫌っていうか、もうそういう次元じゃないですよ。やっぱ怖いですよ。スーパーにも行けないし、イタリアの田舎だから3連敗したらファンが入ってきちゃうし、それは危険を感じるから。コインが飛んできたりさ、バナナが飛んできたりさ、こんなやられたり、そういうのは今はないけど、そういうのに耐えながらっていうか。また今は違うプレッシャーあると思う。でも、やっぱり自分にとってそれが成長の糧になります。そういう厳しい環境に入んないと。やっぱりクラブとか監督さんからじゃなくて、メディアとかサポーターにも認められないといけないので、そこで認められなきゃいけない環境がありすぎ。監督がうんって思っても、メディアとかがファンとか反応悪かったらやっぱりあれっ? ってなるし。そういう厳しい環境に飛び込むか、自分で作っていくかっていうのは、難しいですよね」

これだけの経験を持ったレジェンドが、若い選手たちに伝えることの意義は大きい。

その伝えたいという思いの裏には、自らが思い描く成功を手にできなかったという思いがあるという。

「ビッククラブに行けなかったとか、ワールドカップでいいプレーができなかったっていう方が自分の中には残ってるから」

今はフリーの立場から、さまざまな形で伝えたという思いがあふれる。

「今だったら高校生年代の人が自分をこう超えてほしいなっていうような感覚で自分も勉強になってます」

まさに永遠のサッカー少年。サッカーに対するたぎる思いがあふれ出ていた。