先発ローテの立て直しが急務となっているロッキーズに加わる菅野(C)Getty Images ベテラン右腕の新天地が決まっ…

先発ローテの立て直しが急務となっているロッキーズに加わる菅野(C)Getty Images
ベテラン右腕の新天地が決まった。現地時間2月10日、今オフにオリオールズからFAとなっていた菅野智之が、ロッキーズと1年510万ドル(約8億580万円)で契約を締結した。
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スプリングトレーニング直前の電撃契約だ。メジャーリーガーとしては、“ルーキーイヤー”となった昨年、菅野は30試合に登板して10勝10敗、防御率4.64。ぱっと見の印象こそ芳しくないが、中4日の間隔で30試合に登板したタフネスはFA市場でも評価を高めていた。
そうした中でメジャーリーグの移籍市場は、FAとなった大物投手たちの契約が徐々に締結。「強力な制球力と5日に1回は先発できる能力は有利に働くはずだ」(米専門サイト『MLB Trade Rumors』)と評価されながら交渉が後ろ倒しになっていた菅野もようやくまとまった。
興味深いのは、36歳が結んだ契約内容だ。米紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者は、菅野が結んだ510万ドルのうち、通訳とトレーナーを雇うための費用として17万5000ドル(約2765万円)が振り分けられている。さらに日米往復用の航空券代(ビジネスクラスかファーストクラスで6枚用意)も付帯。球団からは1枚1万2000ドル(約31万6000円)を超えないようにと“上限”も設けられている。
チームは再建期にある。そんな中でローテーションの一角として迎え入れられた菅野に対する地元メディアの期待は小さくない。
米球界の移籍情報を日夜発信している『MLB Trade Rumors』は、本拠地クアーズ・フィールドが、標高1600メートルの高地に位置して打球飛距離が伸びる「打者天国」であることをふまえ、昨季の被本塁打数(33)がア・リーグ最多だった菅野が「コントロールに頼らざるを得ない」との懸念を示した上で、「スガノは球団の狙いと合致している」と断言した。
「確かに、スガノが本拠地をクアーズ・フィールドとする以上、本塁打を許しやすい傾向は懸念材料になる。とはいえ、ロッキーズにとって先発ローテーションを担える投手の補強は急務であり、標高の高い球場で投げる環境では、大物投手に売り込むのは常に困難だった。彼のようなベテランがイニングを消化し、まだ成長途上の若手投手たちの負担を軽減できれば最高だ」
さらに同メディアは、菅野との契約の価値を説いている。
「ロッキーズは新球団社長であるポール・デポデスタと新GMジョシュ・バーンズの下で、おそらく数年はかかるであろう再建プロセスに着手したばかりだ。そうした環境で迎えられたスガノがシーズン前半に安定した成績を残せれば、先発ローテーションの厚みを生みたい優勝争いをする他球団にトレード補強候補として売り込める可能性もある。そうでなくても、長いシーズンを乗り切るための手頃なイニングを消化できる投手として、彼は価値がある」
果たして、36歳は4年連続地区最下位と沈む球団でどのような化学変化を生み出すだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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