ミラノ・コルティナ冬季五輪は10日、フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪初出場の三浦佳生(オリ…
ミラノ・コルティナ冬季五輪は10日、フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪初出場の三浦佳生(オリエンタルバイオ・明治大)は76.77点で22位となった。ジャンプで2つのミスがあり、苦いデビュー戦に。14日のフリースケーティング(FS)で巻き返しを狙う。
三浦は冒頭の連続ジャンプで4回転サルコーが2回転になる痛恨のミス。後半に3回転トーループをつけて粘りを見せたが、続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は何とか降りたものの、最後の4回転トーループで転倒した。
演技後は笑顔なく、うつむいて氷上を去った。3種類の4回転ジャンプを操る20歳にとって、想定外の滑り出しとなった。練習では調子を上げてきていただけに、本番での緊張が影響したとみられる。
「あっという間に終わった」。演技を終えた三浦からは、そんな言葉が漏れた。憧れの舞台で力を出し切れなかった悔しさがにじむ。
今季の三浦は、昨秋から左太もも痛の影響で不振が続いた。しかし11月のGPシリーズ第3戦スケートカナダで3位と復調の兆しを見せると、12月の全日本選手権ではSP95.65点で2位、フリーで165.53点をマークし合計261.18点で3位に。激戦の代表争いを制した。
さらに1月の四大陸選手権では優勝。SP98.59点、フリー175.14点の合計273.73点で逃げ切り、3年ぶり2度目のタイトルを手にした。状態を上げてミラノに乗り込んだはずだったが、五輪の大舞台は想像以上に難しかった。
5歳で競技を始め、小学4年からはかつて羽生結弦を教えた都築章一郎コーチに4年間指導を受けた。現在は佐藤紀子コーチのもとで、同世代の鍵山優真、佐藤駿とともに切磋琢磨してきた。
フリーでは3種類の4回転ジャンプを組み込んだ構成で臨む予定だ。四大陸選手権では175点台を出しており、本来の力を発揮できればメダル圏内への浮上も不可能ではない。
一方、同世代の鍵山と佐藤は一足早く団体戦で銀メダルを獲得。「出るからには、結果を出したい」と燃えてきた三浦にとって、2人の活躍は刺激になっているはずだ。
初の五輪で味わった苦さをバネに、14日のフリーで真価を問う。