アイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」が、ミラノ・コルティナ五輪一次リーグで敗退した。10日に行われたB組最終戦…

アイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」が、ミラノ・コルティナ五輪一次リーグで敗退した。

10日に行われたB組最終戦でスウェーデンに0-4で完敗。通算1勝3敗でB組4位となり、前回北京五輪で達成した準々決勝進出を逃した。

初のメダル獲得を目指した戦いは、想定外の早期敗退で幕を閉じた。

6日の初戦、日本はフランスを3-2で下して幸先良いスタートを切った。主将のDF小池詩織は試合後「貪欲に得点を狙っていこう」とチームを鼓舞する。

流れが変わったのは翌7日のドイツ戦だった。序盤に失点を重ね2-5で敗戦。中1日を挟んだ9日のイタリア戦も、地元の勢いに屈し2-3で黒星を喫する。2連敗でB組4位に後退し、最終戦は背水の陣となった。

決勝トーナメント進出へ向けた最後の望みをかけた10日のスウェーデン戦。第1ピリオド開始5分25秒に先制を許すと、その後も失点を重ねた。パワープレーのチャンスも生かせず、無得点のまま0-4で完敗。1勝3敗で今大会を終えた。

一次リーグ4試合を通じた日本の得点は7、失点は14。決定力不足と守備の脆さが露呈した形だ。

試合後、FW床秦留可は涙を流した。「連続失点してしまって、スコアを返せない試合が多かった。決勝トーナメント自体に行けなかったのは、ふがいない気持ちでいっぱい」

飯塚祐司監督は敗因をこう分析する。「フィジカル、コンタクトプレーの強さ。ペナルティーの基準が4年前とは全く違うスポーツになっていて、我々はまだ対応しきれていない」。体の強さ、ぶつかった後の初動で上回られたと認めた。

前回北京五輪では一次リーグを1位で突破し、準々決勝に進出。今大会は初のメダル獲得が目標だった。だが世界ランキング8位の日本にとって、今大会の9位は過去最低の成績となった。

4大会連続出場の小池主将は、厳しい現実を受け止めていた。「予選で自分たちが目指していたものとはちょっと遠かった」

「自分たちも間違いなく、北京五輪からは成長している」と自信を見せつつも、こう続けた。「他の国の成長スピードは急加速という印象を受けた」。コンタクトプレーは審判が反則を取らないほど激しさを増し、世界のレベルは想像以上に上がっていた。

小池は「自分たちチームが目指していたメダル獲得は遠かった」と涙を拭った。飯塚監督は「日本は間違いなく、五輪ごとに強くなっている」と前を向く。ただしフィジカル強化とコンタクトプレーへの対応が喫緊の課題だ。涙を拭いて立ち上がったメンバーが、4年後に笑顔を見せるための戦いが始まる。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部