ミラノ・コルティナ冬季五輪の女子ビッグエア決勝が10日未明(日本時間)にあり、岐阜市出身の村瀬心椛(ここも)選手(21…

 ミラノ・コルティナ冬季五輪の女子ビッグエア決勝が10日未明(日本時間)にあり、岐阜市出身の村瀬心椛(ここも)選手(21)が、金メダルを獲得した。スノーボードの日本女子史上初となる快挙に、地元も沸いた。

 村瀬選手は、岐阜市立合渡小と岐阜西中を経て、岐阜第一高在学中の2022年、17歳3カ月で出場した北京五輪で銅メダルを獲得した。バンクーバー五輪(10年)のフィギュアスケートで銀メダルに輝いた浅田真央さんの19歳5カ月を塗り替え、日本女子の冬季五輪最年少メダリストとなった。

 金メダルも期待された今大会、予選を2位で突破し、決勝の舞台へ。

■高校入学時「金メダルとりたい」

 「手に汗を握りながらみていました」。岐阜第一高スキー部監督の大場順二さん(67)は、午前3時半過ぎからの決勝を自宅のテレビで見守った。「北京大会に比べてレベルが上がり、みんな4回転をやってくる。接戦で、見ていて心臓に悪かったです」

 高校入学時から村瀬選手は「五輪で金メダルを取りたい」と言っていたという。一方、中学時代のケガが治りきらない状態で、リハビリに取り組んでいた。「北京五輪後もケガを抱えていたし、苦労していた姿を思い出しながら見ていました」と大場さん。決勝では3回目のランで大技を決め、喜びを爆発させた教え子の姿に、「本当によくやったという思いです」と奮闘をねぎらった。

 岐阜市では、パブリックビューイング(PV)も開かれ、約50人が声援を送った。参加した柴橋正直市長は「ケガを乗り越えて技を磨き、競技を極められました。活躍は、これからの子どもたちの大きな希望になると信じています」などとするコメントを発表した。

 村瀬選手はスノーボード競技のスロープスタイル(決勝は日本時間17日午後9時~)にも出場する。(寺西哲生)