(9日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック〈五輪〉スキージャンプ男子個人ノーマルヒル) ノーマルヒル連覇を逃した小林陵…
(9日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック〈五輪〉スキージャンプ男子個人ノーマルヒル)
ノーマルヒル連覇を逃した小林陵侑の表情は少しこわばっていた。「良いジャンプを見せられたので良かった」。いつも以上に淡々とした口ぶりには悔しさがにじむ。
前日の公式練習から助走の滑りを修正し、迷いは消えていたという。1回目は100.5メートルで7位。大ジャンプ合戦となった2回目は104メートルに着地し、ガッツポーズを見せたが、順位を下げて8位入賞にとどまった。
前回の北京五輪は二つのメダルを獲得し、そのシーズンはワールドカップ(W杯)個人総合王者に輝いた。今季のW杯では2勝しているものの、圧倒的な強さを安定して発揮できていない。
この日、銅メダルを獲得した二階堂について、小林陵は「今季は乗っているし、今日もやる雰囲気はあったので、おめでとう」とたたえた。
今大会で新たに採用された2人1組で戦う「スーパー団体」は16日にある。29歳の小林陵は5歳年下の二階堂と組むことが見込まれ、金メダルへの期待も高まる。「心強い。足を引っ張らないように頑張ります」と前を向いた。(笠井正基)