本来は晴れやかな場の表彰台が思わぬトラブルを巻き起こしている(C)Getty Images 思わぬ波紋を巻き起こしている…

本来は晴れやかな場の表彰台が思わぬトラブルを巻き起こしている(C)Getty Images

 思わぬ波紋を巻き起こしている。

 ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート団体で表彰台に上がった選手のスケート靴のブレードが刃こぼれするトラブルが発生、注目を集めている。

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 問題の発端は現地2月8日に行われた団体の表彰式で本来ブレードを保護する形になっている表彰台が、ざらざらなアスファルトのような状態だったこと。表彰台には金のアメリカ、銀の日本、銅のイタリアの各選手が上がった。

 すでに日本連盟はISU(国際スケート連盟)に報告するとともに、刃こぼれした選手のスケートの刃の研磨に取り組むなど対応に追われていることが伝わってきている。

 同トラブルをめぐっては海外メディアも厳しい目を向けている。米メディア『Yahoo!sports』では今回の冬季五輪の表彰台トラブルについて「表彰台が選手のブレードを損傷」として記事を配信。「不具合のメダル表彰台が冬季オリンピックのスケーターたちに予期せぬ頭痛を引き起こしている」としている。

 8日に起きた出来事について「アメリカ、日本、イタリアのメダル獲得チームが日曜夜の団体戦で氷上の表彰台に上がりメダルを受け取った後、数人のスケーターが表彰台の表面がブレードを損傷し、さまざまな程度の修理や研ぎが必要になったと報告した」と伝えている。

 記事の中ではスケーターにとって大事なブレードに関して「ほとんどの場合、スケーターは氷を降りた直後にブレードを覆い、ブレードの損傷を防ぐ」としながら、「しかし、日曜夜の表彰台の位置は、スケーターが表彰台まで滑り、すぐにダメージのある表面に足を踏み入れることを要求した」と表現。

 表彰台に実際に上がった選手の証言も伝えている。

 イタリア代表のマルコ・ファブリの話として「表彰台に上がっているときは、表面に何か違和感があるとは気づきませんでした。小さな石が散らばっているような感触でしたが、その時は何も感じなかった」としながら「でも、氷の上に戻った瞬間、全員が『動けない、滑れない』となりました。まるで刃の裏に接着剤がついているような感覚でした。そのため、今日はエッジを研ぎ直さなければならず、少しストレスを感じる状況だった」と詳細な証言を伝えている。

 記事の中ではスケーターにとっていかにブレードの管理が大事かを伝えた上で外的要素によって「その繊細なバランスを損なうリスクがある」と報告。

 すでにミラノ・コルティナの組織委員会も表彰台の不備を認めた上で再発防止の措置を講じているとした。

 4年に1度の五輪。絶好のパフォーマンスを引き出すための舞台には細心の注意を求めたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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