高橋回避の場合、金丸がファーストチョイスになるか(C)産経新聞社 選択肢はおそらく「4つ」だ。 中日の開幕投手争いがにわ…

高橋回避の場合、金丸がファーストチョイスになるか(C)産経新聞社
選択肢はおそらく「4つ」だ。
中日の開幕投手争いがにわかに盛り上がり始めている。というのも、本命と目される髙橋宏斗の回避が現実味を帯びているからだ。2月5日のキャンプ第2クール初日、井上一樹監督がその旨を示唆した。
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なんといっても、髙橋宏はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が控える。最年少ということもあり、先発・第二先発・ショートリリーフの便利屋での起用が考えられ、侍ジャパンの勝ち上がりによっては、かなり疲労が溜まった状態で戻ることもあり得る。他の候補を考えるのは当然だ。
筆頭候補の一人は、2年目の金丸夢斗だ。
ドラフト1位で入団した昨季は2勝6敗と勝ち星こそ伸びなかったが、QS率80%(15先発中12度達成)は出色の数字。さすがは4球団競合の左腕と感じさせた。今の中日は若く、元気のあるチームを標榜しており、その象徴として金丸に託すのはありだ。本人も2月1日の誕生日を祝われた際に意欲を示している。
金丸に待ったをかけているのはベテラン・大野雄大だ。
プロ15年目の昨季、チーム最多の11勝を挙げてカムバック賞を受賞。豊富な経験に裏打ちされた投球術と、沢村賞を獲得した胆力は健在。「若い子がいるけど、まだ早いでしょ」と自身4年ぶりの開幕投手に名乗りを挙げている。2月末に本拠地で行われる、侍ジャパンとの強化試合で登板したいと語っており、そこが試金石になるかもしれない。
ベテランで言うと、松葉貴大も忘れてはならない。
昨季はプロ13年目で初の規定投球回に到達。開幕2戦目で井上政権初勝利をプレゼントしたことに始まり、オールスターにも出場。FA権を行使した上で残留を決め、さらなる高みを目指す。目標と公言する「5完投」とともに、球団創立90周年の節目で開幕投手の栄誉を与えられるか。
最後に、柳裕也の可能性にも触れておきたい。
直近数シーズンは100イニング未満と振るわないが、開幕戦を戦う広島ならびにマツダスタジアムとの相性は、キャリアを通じて良い。昨季も1勝目はマツダで7回無失点の好投だった。オフは松葉とともに去就が注目されたが、FA権を行使せずに残留。新たに3年契約を結んでいる。新たに取り組むノーワインドアップ投法がハマれば、自身2年ぶり2度目の開幕投手も見えてくるか。
[文:尾張はじめ]
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