ジャクソン、ケイ、バウアー流出で先発登板70試合分 新監督の26年ぶり優勝へ鍵となるのは誰か――。昨季は三浦大輔前監督の…
ジャクソン、ケイ、バウアー流出で先発登板70試合分
新監督の26年ぶり優勝へ鍵となるのは誰か――。昨季は三浦大輔前監督の下で2位にとどまったDeNA。相川亮二監督が就任した今季こそ、リーグ優勝を目指す。そんな中、昨季の先発ローテーションからアンドレ・ジャクソン投手(ロッテ)、アンソニー・ケイ投手(ホワイトソックス)、トレバー・バウアー投手の3人が一斉に退団。大きな“穴”を埋めるのは誰か――。
この外国人3人が抜けたことによって、昨季の成績から合計で先発登板70試合、23勝(23敗)分が消えたことになる。現役時代に阪神、横浜(現DeNA)など4球団で捕手として活躍した野球評論家・野口寿浩氏が9日、沖縄・宜野湾市でDeNAの1軍キャンプを視察。先発投手陣の現状を探った。
宜野湾ではこの日、チームカラーのブルーにちなみ、紅白戦ならぬ“青白(せいはく)戦”が行われた。白組はプロ2年目右腕の竹田祐投手が先発。一方の青組は、昨季チーム最多の25セーブを挙げながら今季から先発に転向することになった入江大生投手が先陣を務めた。
野口氏は「今季のDeNAの先発投手陣は、昨季最多勝の東(克樹投手)と、阪神から移籍してきた(ジョン・)デュプランティエ(投手)が入ることが確定的。来日1年目の(オースティン・)コックス(投手)も先発候補だそうですが、新助っ人は試合で投げてみるまで当てにはできません。となると、ドラフト1位で入団した昨年、夏場から調子を上げ6試合先発で4勝(1敗、防御率1.69)を挙げた竹田は、“先発ローテに入ってほしい”ではなく、“入ってくれなければ困る”存在でしょう。当然、白星の積み上げも期待されています」と計算する。
この日、竹田は2回を2奪三振パーフェクトに抑え、相手に付け入る隙を与えなかった。野口氏は「制球が安定していて、安定感がありました。球威も昨季より上がったように見えました」と高く評価した。
篠木、吉野も登板 石田裕、大貫、平良、小園らをまじえて枠を争う
一方、入江も2回を投げて2四球を献上したものの、2奪三振無失点。ただ、最速159キロを誇っていたストレートは、昨年の夏場に「右上腕の神経障害」と診断された影響もあってか、140キロ台中盤止まりだった。
野口氏は「入江が先発にハマってくれたらと誰もが期待していると思いますが、本来の投球には遠い内容でした。カーブで緩急をつけるなど、リリーフの時と違う面も見せましたが、やはり持ち味はストレートの球威ですから、アベレージ(平均)で150キロを超えてこないと厳しいと思います」と課題も挙げた。
さらに野口氏は「この日の青白戦に登板した投手では、2年目の篠木(健太郎投手=2回3安打無失点)、4年目の吉野(光樹投手=1回無安打1四球無失点)は先発候補だと思います。他に石田裕太郎(投手)、大貫(晋一投手)、平良(拳太郎投手)、小園(健太投手)らもまじえて、枠を争っていくのだと思います」との見立てを示した。
打線は球界随一の得点力を誇るだけに、先発ローテーションに空いた穴が埋まれば、栄冠は自ずと近づいてくるはずだ。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)