ロサンゼルス五輪代表選考レースの出場権を懸けたMGCシリーズ2025-26(男子G3)の第64回延岡西日本マラソンが2月…
ロサンゼルス五輪代表選考レースの出場権を懸けたMGCシリーズ2025-26(男子G3)の第64回延岡西日本マラソンが2月8日、宮崎・延岡市役所前発着の42.195kmで行われ、川端千都(SGホールディングス)が2時間10分27秒で初優勝を果たした。3度目のマラソンで大幅な自己ベスト更新を達成。現役引退を表明していた村山謙太(旭化成)は2時間14分04秒で13位となり、競技生活に幕を下ろした。
【画像】【延岡西日本マラソン】川端千都が2時間10分27秒で初優勝 3度目の挑戦で大幅自己新、村山謙太は13位で引退
35km過ぎで力強く抜け出す
レースは前半15分20秒前後で展開。先頭は中間点を1時間4分31秒前後で通過し、20人余りが先頭集団を形成した。25kmまでの5kmが15分35から36秒、30kmまでが16分03から04秒とペースダウンする展開となる。
しかし35kmでこの5kmを15分25秒に戻すと、川端が力強く抜け出した。40kmまでの5kmを15分22秒でカバーし、そのまま独走。終盤の粘り強い走りで初優勝をつかんだ。
30歳で自己記録を大幅更新
川端は京都府出身の30歳。綾部高時代はインターハイで2年時に3000m障害で2位、3年時に5000mで8位と入賞している。東海大では出雲駅伝2度、箱根駅伝と全日本大学駅伝に4年連続で出場した実績を持つ。
SGホールディングスでは5年目のシーズンを迎えていた。今回が3度目のマラソンで、これまでの自己ベストは前々回のこの大会でマークした2時間15分11秒。今回はそれを約5分近く更新する大幅自己新での優勝となった。
ただしMGC出場権の獲得には至らなかった。MGCシリーズはロサンゼルス五輪の代表選考レースであるMGCへの出場権を獲得できる年間シリーズ。今大会はG3大会として位置づけられており、条件を満たせば出場権を得られる仕組みだ。
それでも30歳での飛躍的な記録更新は、今後への大きな手応えとなるはずだ。
村山謙太が現役最後のレース
現役引退を表明していた32歳の村山謙太(旭化成)は2時間14分04秒で13位となった。駒澤大から旭化成に進み、2015年の北京世界選手権10000mに出場するなど、長距離種目で活躍してきた。
ニューイヤー駅伝では通算3度の区間賞を獲得。旭化成の4度の優勝にも貢献した。双子の弟・紘太とともに日本の長距離界を盛り上げてきた選手が、延岡の地で競技人生を終えた。
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上位は大橋、山口が続く
2位には大橋秀星(小平市陸上競技協会)が2時間11分01秒で入り、3位は山口翔輝(創価大)が2時間11分02秒で続いた。4位は鎌田航生(ヤクルト)が2時間11分18秒、5位は池田勘汰(中国電力)が2時間11分21秒。上位5人が2時間11分台でのフィニッシュとなる高速レースとなった。
今大会はMGCシリーズのG3大会として開催。川端の大幅自己新は、30歳での飛躍を示す快挙となった。