「ボクシング・WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦」(7日、後楽園ホール) プロデビュー…
「ボクシング・WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦」(7日、後楽園ホール)
プロデビュー以来10連続KO勝利中だった王者・村田昴(29)=帝拳=が、同級11位のガブリエル・サンティシマ(21)=フィリピン=にまさかのダウンを奪われるなど苦戦し、判定負け(93-96、93-96、92-97)を喫した。2度目の防衛に失敗し、パーフェクトレコードも途切れる衝撃の結末となった。
9カ月ぶりの実戦に臨んだ村田だったが、序盤からスピーディーに鋭く上下に打ち分けてくる相手に苦戦。ただ、3回からは徐々に自分のペースをつかみ、4回からはギアを上げて上下への速射砲を繰り出した。6回も仕留めにいこうと猛攻に出たが、終了ゴング直前に左カウンターを被弾し、まさかのダウン。回復に努めた7回も、キャンバスに手をつきそうになるピンチもあったがスリップ判定で難を逃れ、足を使って窮地を脱した。8、9、10回と必死に挽回しようと手を出したが、相手を仕留めることができなかった。
判定結果を聞いた新王者が飛び跳ねて喜びを爆発させる一方、陥落した村田は呆然と肩を落とした。意識もあり、控え室には自力で歩いて戻ったものの、陣営の判断で大事を取って病院に向かったためノーコメントだった。
世界を見据える上での試金石の一戦だったが、遠のく結果となった。帝拳ジムの浜田剛史代表は「(仕留めにいった)6回に倒してくれると思ったが…。相手にはボディーも効いてるし、ただ守るための(カウンターの)パンチが当たってしまった。一発があそこまで効くとは」とまさかの展開に首をかしげ、「8、9、10回ともっといけるかと思ったが、思ったよりいけなかった。反省が残る試合だった」と厳しい結果をかみしめていた。