<明治安田J2・J3百年構想リーグ:甲府4-1福島>◇7日◇EAST・Bグループ第1節◇JITJ3福島のキング・カズこと…

<明治安田J2・J3百年構想リーグ:甲府4-1福島>◇7日◇EAST・Bグループ第1節◇JIT

J3福島のキング・カズことFW三浦知良がアウェーのヴァンフォーレ甲府戦に先発出場した。前半20分で交代となったが、Jリーグ主催の公式戦最年長の58歳346日にして元気にピッチを走り開幕戦に彩りを添えた。

横浜FC所属の21年3月10日のJ1浦和戦以来、実に5年、1795日ぶりのJピッチとなった。

3トップの中央に立った。甲府の圧力を受けながらも体を張ってボールを受け、相手ボールには懸命にプレスをかけた。前半17分には右サイドに開いてパスを受けると、大外から縦にオーバーラップをかける選手にパスを出すと見せ、右足でカズの代名詞「またぎフェイント」を披露。相手の動きを止めると瞬時に中へ持ち出し、味方の足もとにパスをつないだ。カズらしいプレーに歓声が上がった。

後半19分に縦パスを受けた際に背後から倒された。そのプレーをもってFW樋口寛規と交代し、ピッチから下がった。甲府の渋谷洋樹監督と握手をかわし、ベンチに戻った。20分ほどのプレーでボールタッチ回数は10回だったが、今後に期待を持たせる内容だった。

半期で行われる特別大会「百年構想リーグ」は従来行われてきたJリーグの記録とは別の取り扱いとなるため、「Jリーグ最年長出場記録」とはならない。それでも2月26日には59歳の誕生日を迎えるキングが、日本サッカー界に新たな金字塔を打ち立てた。

試合は前半3分に甲府FW三平和司に先制点を許した。しかしカズがベンチに下がった7分後に福島は縦パスから抜けだしたFW芦部晃生がGKに倒されてPKを獲得。これを同28分に樋口が冷静にゴール左隅に決め、同点とした。

しかし前半40分に甲府FW藤井一志に勝ち越し点を奪われ、続けて同42分にMF荒木翔に左サイドから持ち込まれ、ニアサイドを抜かれて1-3で前半を折り返した。

後半は福島がテンポを上げたショートパスをつなぎ、ボールを握る時間が増えた。押し込みながらゴールが奪えない中、逆にカウンターを受けた。後半38分、左からのクロスボールを途中出場の日体大出のルーキーFWスタチオーリ・ミケーレにダイビングヘッドを決められ、勝負は決した。

カズ加入で注目された福島の開幕戦は、1-4のスコアで敗れた。