<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):開会式>◇6日◇ジュゼッペ・メアッツァ競技場(サンシーロ)【ミラノ=飯岡大暉、…
<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):開会式>◇6日◇ジュゼッペ・メアッツァ競技場(サンシーロ)
【ミラノ=飯岡大暉、木下淳】2026年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)の開会式が行われ、選手入場でイスラエルが登場した瞬間、大ブーイングが起きた。開始から約50分が経過した当地の午後9時30分すぎ、同国の名がアナウンスされると、会場のイタリア人から激しい「Boo!」。指笛もサンシーロの鉄骨屋根に反響した。
史上初めて4会場群で分散開催されたため、大半の選手は山岳エリアで行われた式典会場におり、その映像が場内ビジョンに流された。ミラノには旗手と選手に役員の計4人だけ。そこに、容赦ないブーイングが浴びせられる形となった。
因縁は昨年10月にさかのぼる。サッカーの26年FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会の欧州予選イタリア-イスラエルが開催され、親パレスチナ団体による数千人規模のデモがあり、警察官や報道関係者が負傷していた。
デモ隊は、イスラエルの資格停止を求めて行進。一部の参加者が警官隊に爆竹を投げるなどして混乱に発展した。試合はイタリアが3-0で勝ち、欧州プレーオフ進出は決めたものの、後味の悪さが残った経緯があった。
その前月には、イタリア各地でイスラエルのパレスチナ自治区ガザ攻撃に抗議するデモが発生し、このミラノでも警官隊との衝突が起きていた。
イタリアは、ジョルジャ・メローニ首相の右派政権が親イスラエル路線を取っている。
この後、米国の入場時もブーイングが発生。もともと冷戦時代からイタリアとは関係良好だったが、トランプ大統領によるNATO(北大西洋条約機構)同盟国への発言について、イタリアが批判に転じていた。