背番号「050」の板東湧梧「新鮮な気持ち」 グラウンドでも、練習場所の移動中でも多くのスマホが向けられている。昨年オフに…

背番号「050」の板東湧梧「新鮮な気持ち」

 グラウンドでも、練習場所の移動中でも多くのスマホが向けられている。昨年オフにソフトバンクを戦力外となり、育成契約で巨人に入団した板東湧梧投手は2軍メンバーの一員として、宮崎キャンプで汗を流している。

 6日はブルペンに入り久保康生巡回投手コーチによる恒例のマンツーマン指導を受けた。ネットスロー、実際の投球など真剣な眼差しでフォームや軌道を何度も確認した。「もうめちゃくちゃ変えているところですね、はい」と笑顔。意識するポイントはリリースで「とにかく前で投げる、というところに取り組んでいます」と説明した。

 鳴門高、JR東日本を経て2018年ドラフト4位でソフトバンクに入団。2021年には44試合に登板してブルペンを支えた。直近2年は1軍登板がなかったが、昨季はウエスタン・リーグで9勝2敗、防御率2.48の成績を残し、最優秀防御率と最高勝率のタイトルを獲得した。それだけに、まさかの戦力外となったが、新たに巨人のユニホームへ袖を通した。背番号は「050」だ。

「新鮮な気持ちでワクワクしますね」。新天地でのキャンプを充実の表情で語る。ソフトバンクのキャンプとの違いについては「いっぱいありますけど……どうですかね。朝ピラティスから始まるところですかね」と笑った。練習の冒頭に組まれているメニューだが「僕は自主トレのときからやっているので好きですよ」と、すっかり馴染んでいる様子だ。

「ホークスの宮崎(キャンプ)や、タマスタ(筑後)に来てくださっていたファンの方々もこっちで見ますね」。巨人のキャンプ地まで会いに来るソフトバンク時代からのファンもおり、応援に感謝している。自身も、ファンも支配下復帰を待ち望んでいる。

「それはもう当然というか、誰しもが育成である以上、みんな思っているところだと思うので、あえて口にするとかはあまりないです。とにかくチームの戦力になれるように、全力で今やっていることを繋げていけたらと思っています」。1軍マウンドに必ず戻る。30歳の育成選手は全力で腕を振り続ける。(湯浅大 / Dai Yuasa)