大相撲の湊川親方(29=元大関貴景勝)が、師匠としての“初仕事”をこなした。29日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われ…
大相撲の湊川親方(29=元大関貴景勝)が、師匠としての“初仕事”をこなした。29日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われた師匠会に初参加した。
全45部屋の師匠が一堂に会し、連絡事項などを共有する場に、初めて足を踏み入れた後に「師匠にならせてもらったばかりなので、他の先輩の師匠たちに勉強させてもらうことが多いと思う。礼儀正しく、勝っても負けても、お客さんに頑張っていることが伝わるような、一生懸命やる力士を育てていきたい」と、今後の意気込みを語った。
今月の初場所までは常盤山部屋付きの親方として、後進を指導してきた。だが次の春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)までに、師匠だった常盤山親方(元小結隆三杉)が65歳の定年を迎えるため、今月26日付で湊川親方が継承。すでに日本相撲協会の公式ホームページでは「湊川部屋」の「師匠」として掲載されている。現在は東京・板橋区の常盤山部屋から、同墨田区の湊川部屋への引っ越し作業に取りかかっている最中で、まだ師匠として稽古の指導は始まっておらず、この日の師匠会が実質、師匠としての“初仕事”となった。
部屋は力士8人で、幕内で優勝争い常連の前頭隆の勝、初場所で十両優勝した若ノ勝、大けがから関取復帰目前の幕下貴健斗ら、実力者が居並ぶ。湊川親方は「先代の師匠から預からせていただいた弟子なので、よく見て、指導もそうですけど、向き合っていかないといけないなと思っています」と、表情を引き締めて話した。師匠として迎える最初の本場所は、兵庫県出身の湊川親方としてはご当所となる春場所。現役の時とはまた違った意気込みを胸にn自らの大関昇進伝達式の口上で述べた「武士道精神」を持った、弟子の育成が大いに期待される。【高田文太】