第84回大会(2005年度)の全国高校サッカー選手権を優勝した野洲(滋賀)が、人工芝サッカーグラウンドの全面改修に向け…

 第84回大会(2005年度)の全国高校サッカー選手権を優勝した野洲(滋賀)が、人工芝サッカーグラウンドの全面改修に向けたクラウドファンディングを開始した。支援募集期間は3月までで、目標金額は1億円。25年10月に学校同窓会、PTA・後援会、学校の2者で結成した「一般社団法人シン野洲高校応援会」初の事業として行われる。

 2005年、J1神戸の元日本代表MF乾貴士らを擁し“セクシーフットボール”のキャッチフレーズとともに全国制覇を果たした。滋賀県勢初の偉業を契機に、07年に県予算で人工芝サッカーグラウンドが完成。県内トップクラスの環境を誇り、07年度からも4大会連続で選手権に出場した。

 しかし、次第にグラウンドが老朽化。芝の消耗で足が滑りやすくなり、いたるところで陥没も起きているため選手の転倒を招くこともあるという。完成から約18年が経過しているが、修繕費用の見積もりが約1億円となることもあり人工芝の張り替えは実現していない。16年度を最後に選手権から遠ざかっている同校サッカー部。部員数減少に歯止めをかけるためにも、今回全面改修を行う予定だ。

 同校の上品(うえしな)充朗校長(56)は「着任日に、これは危険な状況だと強く認識しました。子どもたちが安心安全な環境でスポーツに打ち込める環境づくりのために、様々な方々から広くご支援をいただきたいと思っております。全面張替が実現した際には、いろいろな形で地域にも積極的に開放し、地域に開かれた学校の中核施設としても活用していきたい」とコメント。「セクシーフットボール」の復権と、滋賀県のさらなるサッカー普及に向けて、プロジェクトへの協力を呼びかけている。